goo blog サービス終了のお知らせ 

about him

俳優・勝地涼くんのこと。

ambition

2019-08-20 21:01:18 | その他
7月26日放送の『アナザースカイⅡ』で、久しぶりに彼を見ました。

4年前にこの番組に出演した時に訪れたロンドンの街を再訪。当時は自分のために買い物をしていた彼が、今回はもっぱら子供の物ばかりを購入していた。奥様へのプレゼントは買ってない─おそらく買う必要性があるとさえ思ってない─ことにスタジオからツッコミが入っても「いや、二人も子供(第一)って感じになってるから」と当然のように答え、奥様を子供に取られたように感じることもないというのに驚きました。
決して奥さんをないがしろにしてるのではない、すでに新婚の甘い時間を過ぎて長年連れ添った夫婦のごとく、共に子供を守り育てていく同志としての固い信頼で結ばれているのだと何だか胸が熱くなりました。

そんな良き家庭人ぶりを見せる一方で仕事に対する思いもしっかり語ってくれた。この番組で語られた言葉は大概どれも聞きどころ満載だったのですが、とりわけ印象的だったのは「結局一人でできる仕事じゃないから 僕はアーティストじゃないから 誰かにこの役をやってもらいたいって思われなきゃいけなくて 役柄が振られて台本をもらって、それを読んだ時点から初めて僕がその役柄をスタートできる」という発言。
漫画家や小説家、あるいはミュージシャンなら自分一人で作品を制作しネットなどで発表することもできる。しかし俳優は一人芝居でもない限り共演者がいなければ作品が成り立たない。さらに原作・脚本・演出。まれにこれら全てを一人でこなし主演も兼ねる才人もいるものの、その場合だって撮影・照明などのスタッフは必要不可欠だ。
そしてその作品を観客(視聴者)に届けるためにはプロデューサーや配給元も介在することになる。これだけネットや音楽・絵画の制作ソフトが発達した時代において、舞台・映画・テレビを問わず芝居とは最も人力頼りの芸術なのかもしれない。人と積極的に関わろうとし、人から愛される彼は、俳優として大きなアドバンテージを持っているといえるんじゃないでしょうか。

とどめが「主役をやって バリバリやっている人の景色も見たい」という言葉。彼はすでに単発ドラマや小さい舞台、アニメの声優としては主演をやっていますが(映画もダブル主役はあり)、より注目度の高い場で堂々の主役を張る日が遠からず来るかもしれない。いつにない彼の力強い、思い出の地での宣言にすっかりワクワクしてしまいました。新しい家族を得てまた新たなステージへ踏み出した彼の一年をしっかり見届けたいと思います。

33歳、おめでとうございます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする