about him

俳優・勝地涼くんのこと。

日本アカデミー賞授賞式(2)

2007-07-14 02:30:30 | 亡国のイージス
あと撮影当時の真田さんとのエピソードとして、
「僕が息が切れてるシーンを撮影するさいに真田さんが『勝地、走ってこい』と言って、真田さんも一緒に走って下さったことがありました」(概要)
という話をしてました。真田さん男前だ
(『月刊SkyPerfecTV!』2006年2月号
(だったかな?)のインタビュー記事でもこのエピソードを話していましたが、そこでは「僕も40になったら若い奴に「走ってこい」と言って、一緒に走る男になりたいです」と続けていました。勝地くんも男前だ)。

もう一つ特筆すべきは受賞者が舞台にそろったところで流れた紹介映像。
冒頭の写真、若い!たぶん『六番目の小夜子』や『永遠の仔』よりも前、事務所に入ったばかりの頃に撮った最初の宣材写真なんじゃないでしょうか。
すごく大人しそうでいいところのお坊ちゃんという感じ。ちょっと女の子のようにも見えます。この顔でガキ大将だったなんて(笑)。


『オール・アバウト・如月行』で「代表作と呼べる役になってほしい」と語っていた通りに、彼の目下の代表作となった『亡国のイージス』。
いろんな意味でこの作品は彼のターニングポイントだったんじゃないかと思います。

以下は憶測になってしまうのですが、2004年初夏の頃には「大学には行くつもり」と語っていた彼が、最終的に進学せずに専業俳優の道を選んだのは、夏から秋にかけて撮影した『イージス』が大きな要因だったように思えます。
これだけの大役を演じきった達成感が、俳優一本でやって行きたい、やって行けるという手ごたえを与えてくれたんじゃないかな、と。
『Look at star! ovation』2006年3月発売号で挙げていた「2005年3大ニュース」の第2位が「映画『亡国のイージス』の公開」だったのにも、彼の作品に対する意気込みがうかがえる気がします(ちなみに第1位は高校卒業、第3位は自動車免許取得)。

あと撮影が忙しくて受験勉強する時間がなかったというのもあるのかも。
『イージス』の撮影は8月28日から11月までかかったうえ(撮影開始以前にも自衛隊体験入隊やアクション訓練を一ヶ月ほどやっている)、彼の撮影は静岡県相良町に建設されたオープンセットが主だったと思われる(オープンセットでの撮影は10月25日がラスト)ので、撮影中は受験勉強どころか授業にもろくろく出られなかったんじゃないでしょうか。
前掲『Look at star! ovation』で「仕事で出席日数が足りなかったので、卒業式の後も学校に通った」話をしていましたが、おそらく主たる原因は『イージス』だったのでは。
『イージス』出演を選べば大学受験はまず無理(その気なら一芸入試も使えたでしょうが)という状況(推測)で、『イージス』の方を選んでくれたことに心から感謝したいです。


p.s. 『イージス』ネタつながりで、以前書いた『イージス』(原作&映画)感想に若干の加筆を行いました。よろしければご笑覧ください。

 

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