想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

秋の風情 秋は紫色と共にやって来る

2019年10月17日 | 野山散策
震災9年10月21日
 
 先日まで、真夏のような残暑が続いていたと思ったら、ここ2,3日は急激に温度がさがり、長そでが必要な感じになりました。また、台風19号の爪痕もあり、ニュースも連日放映され、温暖化に心を痛めています。自然ですので、どうすることもできません。一方秋は日増しにその深まりを増して来ています。
 
 昨日も、いつもの所を散策していますと、随所に秋の気配を感じました。昨年たくさん見つけたタマゴダケもなぜか、今年はありません。

  そんな中、久々に見つけた桔梗の花、野草の中で、紫がひときわ目立ちました。周りを見てみたのですが、そこに一輪だけ咲いていました。緑の中で周りと溶け合って咲いている様はまさに日本的だといえるでしょう。一輪だけというのはこうも目立つものかと思いました。

  周りを緑に囲まれ、他とのかかわりの中で咲いていた一輪だからこそ、美しかったのだと思いました。
 
 それから、こんなことが浮かんでまいりました。昔から、紫という色は日本では高貴な色だったんだなという事を…。それだけ、日本は、自然を大切にしていた証拠だと想います。紫の風呂敷、紫の黒髪、紫式部等、醤油を紫というなど、歴史上の言葉の中に紫が沢山出てくることでも日本人と紫は切っても切れない関係があるとわかります。花しょうぶやアヤメも基本的には紫ですね。それから、アケビ、藤の花も紫です。
 
 日本においては、聖徳太子が定めた「冠位十二階」の制度において、「紫」が最上位の位階を示す色であったことから、その貴重さがわかります。
 
 さて、私たちの近くにも桔梗寺というお寺があります。日本三大桔梗寺の一つです。場所は遠州森町にあります。そこは遠州の小京都という別名もあるぐらいで近くには寺院が沢山あります。森の石松の菩提寺もあります。新東名が開通してからは、ICも近くにありますので、観光で訪れる人も多くなっているようです。

   そこで見る桔梗と今回の桔梗では同じ桔梗でも違って見えるから不思議です。人の心とは実に奥が深いなと感心してしまいます。少ないからこそ、価値が増すのです。
 
 
左側が虫くいになっているのが残念です。
 
 
 
釣鐘人参でしょうか、いたるところに咲いていました。これも、薄紫でした。
 
 
萩の花でしょうか。
 
 
不如帰の花です。これも、薄紫です。
 
 
我が家の岩ギボウシです。これも、薄紫です。
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