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空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

中山間地の直下地震特有の道路・鉄道輸送の遮断への対応

2016-04-16 12:43:30 | 趣味・航空機
新潟県中越地震や岩手・宮城内陸地震などで多くの教訓を得たことは、鉄道・道路網などの寸断で被災者が孤立化することへの対応でした。
熊本地震でも殆ど鉄道・道路網は期待できなくなっていますから、宅配便なども小型ヘリコプターで各機関が連携して任務を分担して個人へも届けることができれば・・。郵政民営化に伴い民間企業だから・・とか、クロネコヤマトは民間だから・・等と言って防災関係機関によるヘリコプター輸送を懸念する現場を理解しない人もいるかと思いますが、『要救助者が今何を望んでおられるのか』を基本に検討すれば自ずと答えは出ていると思います。遠方から家族を気遣って送った貴重な品物をできるだけ早くあらゆる手段を講じて届けるのは今一番必要なことだと思います。
空港までは必要であれば自衛隊の輸送機で運搬し、そこからは各種ヘリコプターで現地へ配送するシステムを早期に構築すべきだと思います。阪神淡路大震災時は、ストーブや新聞・医薬品・生理用品なども要求があれば直ちに八尾空港(陸自航空隊)の格納庫に保管した物資をそれぞれの避難所近くのヘリポート迄配送しました。その総量は、道路交通網が回復するまでの約二週間くらいで約900tにも及んだのです。熊本地震は阪神淡路大震災よりもっと広域ですから、その必要性は大きいと思っています。自衛隊・消防防災など関係機関が速やかに一元的な運航統制を行って効果的な被災者支援を行うことを願っています。写真は東異本大震災の際無線中継所へ発動発電機と燃料を空輸する小型ヘリコプター(OH-6)です。被災状況の把握、救助活動、病人けが人の搬送などの他にも現場で欲しいものは色々あると思っています。それに如何に安全かつ迅速に対応できるかが求められていると思います。

熊本空港の閉鎖対応を

2016-04-16 09:49:01 | 趣味・航空機
熊本地震は、大規模な地震の連続で災害の規模が拡大している。被災地の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。自衛隊はじめ関係機関の救助部隊を増強するとの報道がありました。大規模地震災害では、地上の鉄道・道路が寸断されることから、救助部隊の拠点は空港周辺に置くのが良い場合が多いと思っています。地震の被害が拡大し、岩手宮城内陸地震災害にも似てきているように感じます。
現場の状況を観て選定する必要があると思いますが、熊本空港が管制塔等空港ビルに被害が出て閉鎖するとの報道もあり、周辺の福岡や佐賀・長崎・北九州等熊本地区への救援が容易な空港周辺に部隊の拠点を置くことを勧めたいと思います。災害時の救援航空機の安全確保マニュアルに基づいて、広い公園など屋外広場を利用する救助前進拠点での運航統制も東日本大震災や岩手宮城内陸地震の際の教訓を活用(陸自がレーダーサービスした)して迅速かつ安全にすべての機関が効果的に運用できるようにして欲しいものです。熊本空港が停電のため運航できないとの報道もありますが、そうだとすれば、九州電力や自衛隊が保有する大型電源車を速やかに運用して空港機能は可能な限りオープンすべきですね。

熊本空港の滑走路閉鎖

2016-04-16 08:38:30 | 趣味・航空機
空港のターミナルが地震の被害を受けて危険になったため、空港を閉鎖するとの報道。東日本大震災で仙台空港が被災したことを思い起こした。同時に、大規模災害時の空港の役割の重要性から、管制塔は使えなくても、軽易な車両化した移動管制機能を補強して空港の使える部分を最後まで使う必要があると思った。東日本大震災の際、仙台地区にある陸上自衛隊霞目飛行場管制塔も大きな被害があり、管制塔を使っての航空管制は無理と判断して、飛行場の見張りの良い場所で簡易の管制装置を使って必要最小限の航空管制をして安全を確保しながら飛行場の使用を継続していました。一晩中停電した飛行場でのオペレーションをして多くの人命を救助しています。熊本空港の滑走路が使えるうちは、自衛隊機などについては、安全確保ができる範囲の空港使用を認めるべきでしょう。