<町田市小野路 2011/03/19>
福島第一原発震災で緊迫する状況が続いています。
3/12の私はずいぶん楽観的でした。
しかし日が経つにつれて状況がどんどん悪化してゆき、
自分の中では悪い方へ悪い方へと想像が向かってしまいます。
重苦しいのですこし体を動かした方がいいだろうと思い、19日に、
いつも行っている町田市小野路の谷戸へ自転車で出かけました。
多摩市南野の妙桜寺の脇から南に向かいました。道はすぐ下り坂になって谷戸の風景になります。
自転車で下っていると、それまでの憂鬱な気分が急に消えてなくなるのを感じる地点がありました。
おなかのあたりにたまっていた重たいものが、ずっともち上がっていって頭から上に抜けていくという感じでした。
何の理由もなく自分の気分が急に晴れるということはこれまで経験したことがなかったので、不思議な体験でした。
その日はそのあと一日、穏やかな気分でいられました。
「面白く話を作っているんじゃないの?」とか「それってパワースポットですか?」と言われそうです。
そうではないということをすこし補足しましょう。
私がここで書いたことは、「いつ行っても誰がいっても同じ体験ができる」再現可能(客観的)な現象ではなく、
あくまで私の中でのできごと(主観)にすぎません。
ですが、感じてもいないことを勝手につくりあげているようなことはありません。
この場所は(それまでも好きな場所でしたが)私にとって特別な場所となりました。
ただ私は、「なにか困ったらここに来よう」とは思わないようにします。
パワーというのは貰うばかりではなく、自分の中から湧き出させなければと思いますので。
直面している現実は依然厳しいままです。
だから上記の体験も、現実からの逃避によって一時のこころの安らぎが偶然得られたということでしょう。
たとえそうであっても憂鬱でふさぎ込むよりははるかにいいことだろうと思っています。
被災地で大変な苦しみを耐えている方を思うと、私のこんな話は情けないレベルですが。
(これも逃げ口上ですね)
(おわり)
現実の世界に取り込まれて、
こちらに戻ってこれなくなった感じです。
ご挨拶せずにご無沙汰して、
申し訳ありませんでした。
久しぶりに、多摩丘陵のことが
気になって、ぼんやり、色々なサイトを
眺めていました。
水無月さんが体験されたこと
私にも何となくわかります。
同じ景色でも、楽しく見えたり、
悲しく見えたりします。
初め、これは自分の気持ちが
周りに反映しているのではないか
と思っていましたが、
違うと気づきました。
やはり、景色が訴えかけてくるのです。
地震の悲しい光景は、
それを訴えているのだと思いました。
逆に、多摩の谷戸の風景は、
憂鬱な気分を吸い取ってくれる
余裕があったのでしょう。
私は、そんな風に解釈しました。
たいへんうれしいです。
「たまには多摩に行こう」是非また再開して下さい。待っております。
今日また町田の谷戸に出かけたところ
今度はぎょっとすることに出くわしてしまいました。
気分は二転、しかしなんとか持ち直して
今は平静です。