失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

オマル・ハイヤームのルバイヤートからいくつかを

2011年04月17日 | Weblog

<羽村市 羽加美 2011/04/17>
 羽村市のチューリップ祭りは今年は中止ということでしたが、
 どうしてもチューリップが見たくなり行ってみました。
 チューリップは咲いていますし、農産物やまんじゅうなどの販売も
 去年と同じように行われていました。
 去年との違いと言えば「展望台」が設置されていないことぐらいか。
 私としてはこれで充分満足でした。


 花の季節にオマル・ハイヤームの『ルバイヤート』(小川亮作訳・岩波文庫より) 
などいかがでしょうか。いくつか引用してみます。
 詩と写真とマッチしていないかもしれませんが。
 それに、「花」も桜ではないでしょうけれど。
 はじめの数字は詩に振られている番号です。
 青字の部分が引用文です。


  2 もともと無理やりつれ出された世界なんだ、
   生きてなやみのほか得るところ何があったか?
   今は、何のために来(きた)り住みそして去るのやら
   わかりもしないで、しぶしぶ世を去るのだ!





  121 草は生え、花も開いた、酒姫(サーキイ)よ、
    七、八日地にしくまでにたのしめよ。
    酒をのみ、花を手折(たお)れよ、遠慮せば
    花も散り、草も枯れよう、早くせよ。



 

  140 さあ、ハイヤームよ酒に酔って、
    チューリップのような美女によろこべ。
    世の終局は虚無に帰する。
    よろこべ、ない筈(はず)のものがあると思って。





撮影日はすべて2011/04/17です。

(おしまい)

(2011/04/18 文章修正)
(2013/07/21 写真修正)
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