失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

過去を振り返るのは未来を照らすため

2011年08月21日 | Weblog
今日も生きています。

今日の話題は過去を振り返ること。


●JR南武線南多摩駅付近の高架化工事もだいぶ進んできたようです。

<2011/08/21 稲城市大丸 川崎街道(画面左右方向)から北方向を>

下の写真は同じ場所の5年前の様子です。
この時点でもう美しいとは言えない風景です。

<2006/12/31 同上所>
ただ、道ばたの石造物に目がとまっただけです。
いずれすぐ道路工事のため取り除かれるのだなと思って。



●さて上の写真とは大きく離れますが、
このところの原発や放射能汚染関連の報道を耳にして、
なんだまた同じコトの繰り返しかと思うことが2つあります。
一つ目は、
「原発をやめると電気料金が上がって企業の競争力が落ちて日本経済がだめになる」
という意見について。
これを聞いて私が思い出すのは、公害問題が大いに騒がれていたころのこと。
そのころ
「公害規制を厳しくすると処理対策費が重荷となり企業がやっていけなくなる」
とよく言われていたことを思い出します。
今となっては、「企業がもたない」どころか、
「いかに環境に配慮しているか」が各企業の「売り」になっているではないですか。

二つ目は、今の放射能汚染騒ぎは何年か前のダイオキシン騒ぎを思い出させること。
たき火も自粛というほど過剰に反応していたダイオキシン問題は今ではほとんど報道されなくなりました。
「対策が効果をあげたので環境中のダイオキシンはもう心配いりません」と
本当にそうなら誰か(官庁でも学者でも)安全宣言して報道してくれればいいのですが。
煽るのが商売の人に事後検証を期待してもどだい無理な話でした。

私は、新たな原発事故が起きなければ
今の放射能汚染報道(騒ぎ)は、ダイオキシン報道(騒ぎ)と同じ経過をたどるのではないか
と予想しています。
5年後に(まだ生きていたら)検証してみたいです。
コメント
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