<多摩よこやまの道から>
春の野山を散策していて、きれいな風景に出会いました。
切り取って持って帰りたいと思って写真にとりました。
あとで見てみると、現実のこまごまとしたものが写りこんでいます。
この電線がなけばな、とか。
そんな時は、絵にしてしまえばいいのでした。
見とれているうちに現実の子細な輪郭は絵の中に取り込まれていきます。
ずっと続けていくと最後は一色になってしまうようです。
現実逃避しすぎて戻ってこれなくならないように
このへんでやめておきます。
この後、この谷戸の道を歩きました。
こんな遊びによって絵の中の場所を実際に歩いたような気になります。
現実の風景も十分絵のようにきれいです。
いや、これだと本末転倒というものですね。