猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

幻聴…ベッドの下でリリがボールを転がす音で目覚める

2016-06-07 18:25:36 | ねこちゃんのお話
2016/06/07 Tue.
 
寝室のベッドの下、フローリングの床をボールがコロコロ転がる音で目覚めた。
紙を丸めてセロテープで回りを巻いた直径2cmぐらいの小さなボール。
リリがわが家の娘になったとき、作ってあげた。
リリは気に入ってわたしとよくキャチボールをした。
よくリリが夜中に起きて、ボールで遊んでいる音で目が覚めたものだ。
リリの姿は見えなかったが、間違いなくボールを転がしている音だった。
勢いよく前足で転がして、緩やかに止まるとまた転がして飽きることなくボールで遊んでいた。

「リリ、おはよう」
朝の挨拶で一日が始まる。
リリのお骨のある部屋は離れのわたしの寝室の隣。
キッチン、リビングが離れているので、わたし達の声が聞こえるように襖、ガラス戸を全部開け放す。
リリが寂しがらないように。
一日に何回かリリの前に座って庭の様子、一日のできごとを話す。
「つるバラの花柄を全部きったよ、疲れたわ」
「ブラッキーがリリの代わりにmimaの膝の上に座ってなぐさめてくれているよ」
「Y・Oさんたちがリリちゃんに会いに来てくれてよかったね」などと。

一日の終わり。
「リリお休み」
「また明日」
「リリだいすきだよ」
「夢でもいいから一緒に遊んでね」
と声をかけて眠りにつく。
どこか一か所空洞になった頭の状態で、また次の日が始まる。

  

  

  

  
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