猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

涼風/黒鷺?/すみれ

2010-03-20 21:51:24 | Weblog
    まばゆいほどの陽射し。
    初夏を感じさせる白昼の街にでた。
    ホームセンターでバラ苗やクリスマスローズを眺めた。
    クリスマスローズは盛りを過ぎた。
    花弁が色褪せたような緑色になった。
    今までずっと咲きつづけてきた。
    疲れがでたのだろう。
    また来年ね。
    バラのない季節、むなしい冬の季節を楽しくすごせたのは、あなたたちのおかげよ。
    と……来季までのさよならを心の中でつぶやいた。
    バラ苗は羨ましかった。
    日当たりがいいので見事に葉が展開していた。
    もうこれでは花芽までそう時間がかからないだろう。
    そんな風情だった。

    川向こうの本屋まで歩こうということになった。
    薄着になって家を出た。
    それでも、汗ばんでしまう。
    わたしは「頭が熱く、気分が悪い」と夫にうったえた。
    東の台地への急な坂を上るのは無理のようだ。
    坂の途中であきらめた。
    いつもの河川敷へ戻る。
    土手を降りる。
 
    太陽が波を輝かせていた。
    鳥たちが川面を旋回している。
    川から微かに風が吹いてくる。
    空気がそよいでいるくらいの風だ。
    その風が体を冷やしてくれる。
    バックに入っていたケイタイ用のかさを差す。
    これでやっと一息ついた。
    「こんどからは、水をもってきましょうね」

    初夏のような暑さになれないせいか疲れた。
    カメラのシャッターの音も精彩を欠く。
    どうも、気分がノラナイ。
    川の流れにいる白鷺を撮ったりしているのだが。

         

         

    そこえ黒鷺?がスーと川面におり立った。
    この川で初めて見る黒鷺、黒鷺というより茶色。
    心なしかシャッター音まで生き生きとしてきた。
    できるだけ側へそっと近づくが微かな音にも羽ばたいてしまう。
    こんなときいつも一眼レフが欲しくなる。
    デジカメを最大限にズームする。
    すると視界から消えてしまい被写体を捉えるのが大変。
    黒鷺を追いかけながらやっと何枚か撮ったがピンボケ。

         

         

    スミレの花が素敵。
    蝶の止まったようなスミレの花。
    気品のある紫色の可憐で楚々としたスミレ。

        ゆうきり
         

         

        くれない