ミコちゃんの徒然日記

日々の雑感など

苅田

2008年10月12日 | Weblog
 苅田増ゆ気丈の母のそのままに

 昨日兄のお見舞いに4人で行ってきました。

今月満91歳になる母が「私も行くわ」と言うので、

大丈夫かなと思いましたが、息子を想う母心ですね、

西神戸までの往復の結構な道程にも動じることはありませんでした。

運転は義弟がしてくれて助かりましたし、兄も思ったより元気な

雰囲気で、外の車の所まで見送りに出てくれました。


今丁度この県南では、稲刈りの時期で今年は豊作だそうです。

2008年「豊の秋」はいろんなことを経験しています。

母は「長生きをするといろんなことがあるなぁ」とため息交じりに言いました。



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河畔の萩

2008年10月09日 | Weblog
 旅路ゆく明るき空と萩の花

 秋の七草のひとつ、萩が倉敷川に沿って植えられていますが、

紅白の萩で、今の内が見頃でしょう。

旅先の船の上から見る白壁の家並みや、柳、萩など

本当に優雅な秋の旅ではありませんか。

そうそう、秋の七草は春の七草と違い食べられませんね、

観賞用の七草とでも言いましょうか。

憶え方は色々有るそうなのですが、友人がご披露して

くれたのは、「お好きな服は?」でした。

つまりは『おみなえし、すすき、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ』

なのです。最寄り駅の南側に赤い葛の花がいっぱい咲いています。

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紫苑晴れ

2008年10月09日 | Weblog
 この町が終の住処に紫苑晴れ

 先月の29日の夜から、左下の歯(糸切り歯)がじくじく

痛み出して、30日、と今月3日、6日と3日間続けて歯科に通いました。

何処が痛くなっても人間は弱いですね。

ホトホト痛みには泣かされました。やっと抗生物質が効いてきたのか、

自分の持つ治癒力が頑張ってくれたのか、今日はほとんど感じなくなり

ほっとしています。しかし暑くて暑くて、額や頭に汗が出てきます。

日中27度ほどだったので、半袖に着替えれば良かったんですが。(苦笑)


午後から庭の片付けをしていたら、ふと揚句が浮かんできました。(笑)

住み慣れたこの町が、この家が終の住処であって欲しいナ。

そんな想いで、今年も咲いてくれた紫苑の花を見ていました。

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花野

2008年10月07日 | Weblog
 空港に続く花野や影動く

 暫く岡山空港には行っていません。

昨年7月に夫を見送りに行って以来、ご無沙汰していますので、

揚句は山の上にある広い空港の秋を想像しての句で、

説明として、影は勿論離着陸の飛行機の影を差しています。

秋空の下、芒や吾亦紅などの秋草が穂や花を付けて、

風に揺れるさまは郷愁を誘いますね。

画像はコースターその13で、実物の方が色が濃いです。

平安朝の和の感じでしょうか?

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露草

2008年10月05日 | Weblog
 露草の露にも似たる母の母

 一家の主婦伴侶を失い、当時の母や祖父の苦労は並大抵のものではなかった

ことと思います。母の娘の頃に心臓麻痺(トイレで)で亡くなってしまった祖母。

今日庭の露草のブルーの小花を見ていて、この句が浮かびました。

祖母はその時満40歳、子沢山家庭なのにその時もお腹の中には子供が・・

とても残念です。

今の時代はコントロールの時代とでもいいましょうか、少数精鋭主義と

言えばいえるでしょう、親の考えで子供の数がほぼ決まってきます。

ミコちゃん、一度も会えなかった祖母を想うと可愛そうで気の毒です。

その頃の女性は、医学も進歩していなくて、出産で亡くなるケースが

現在よりはるかに多かったそうですし、やはり今の時代は良いですね。


写真は雨の倉敷河畔で、中橋の前に立つ今日の旅行者です。

いかにも仲良し母子といった雰囲気と雨の風情で、写真全体が優しいですね。






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2008年10月03日 | Weblog
 愛と云ふ煌く露の世と知りぬ

 人生はその人用の問題集を与えられた旅のようなものです。

その問題集は時として、優しくスムーズに解けるのですが、

成長するにつれて、難問が多くなってきます。

打てば響くような『愛』こそが、生きる支えとなり、難問を粘り強く

解く力となると思います。過ぎてみれば、煌く露のように短い生命と

思うかも知れませんね。
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ハート

2008年10月02日 | Weblog
 形なき心で愛でる金木犀

 この句の場合対照は金木犀ですから、

愛でるのは花と共にあの好い匂いです。

心はハートマークでよく表現されたりしますが、

実際は得体の知れない、摩訶不思議なものであり

まるで形など無いものです。

しかし誰でもが幼い時から確実に持っていて、

『嬉しい、楽しい、面白い、悲しい、寂しい、怖い』など等

感じています。心と脳は一体化されているのでしょうか?

そうなら心はハートマークというより、脳マークにした方が

単刀直入ではありますが、あまり気持ちの良いものではありませんね。

やはり『魂』の方に所属し、形なき心なのかも知れません。

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