聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

女性の自立時代を象徴したドラマ

2009-08-17 18:54:57 | 洋画ヒューマン
作られた79年当時は
アカデミー賞やキネマ旬報洋画ベスト1の受賞など
評価が高かった事からも判る様に
女性の自立時代をよく表している作品



クレイマークレイマー 


私達世代が見たら、
起こるべくして起こった出来事に思えるけど
もう20年位経ったら、再び共感を得るのかも


デット・クレイマー(ダスティン・ホフマン)は
家庭を省みず
仕事ばかりの毎日。

そんな生活に嫌気をさした奥さんジョアンナ(メリル・ストリープ)は
話し合いもせず
1人息子ビリー(ジャスティン・ヘンリー)を置いて
出て行ってしまいます。

今まで家庭の事は
全てジョアンナに任せてきたから、さあ大変。


ご飯を作る事から始まって
買い物、掃除などのいわゆる家事はもちろん
一番難しいのが、
実は息子ビリーとのコミュニケーション


自分はママに捨てられている訳だから
ただでさえ面白くないのに
仕事ばかりで自分に構ってくれないし
学校で1人ぽっちにさせるし、
何もかもがママと違う…

それでも2人で暮らしていくうちに絆は深まっていきます。
ママが居なくても楽しく暮らせるように。


そんな矢先、すっかり立ち直って
仕事もバリバリこなすようになったジョアンナが
ビリーを引き取りたいと言ってくるのです

お互いやり直す気持ちがない事から
弁護士を立て、子供の奪い合いになり…


80'Sのアメリカの家庭を象徴させて
女性の自立というテーマを男性側から
ロバート・ベントン監督がシニカルに描いたヒューマンドラマです



私の評価は高くないけど
私が当時大人の女性だったならきっと5つ付けたでしょう。

けれどあいにく(
よしおかはこの作品からちょうど30年後に
この主人公たちの年齢位なので
琴線には触れないのです。

つまり価値観って
それ位時代によって変るものだと思う。

極端な例は戦争よね。
女性の生き方もまさにそうでしょう。

アラフォー世代の女性は
結婚してもキャリアを優先させたい人が多いだろうけど
正直私達世代以降
家庭に入りたい人が増えてきている気がする。

もちろん個人的見解だけど
私の周りは結婚したらすっぱり仕事を辞める人も多いです。
家族が大事って。

その上で私は男性の方が
価値観が変ってきていると思うな。

この映画でもあっさりデットが首になるんだけど
会社に人生捧げてもこの結果じゃ、
ねぇ
今の時代なんてまさにそうだし。

やっぱり人生よく学びよく遊べだと思うもん

むしろこの作品を今の20歳位の男性が
10年後に見た感想を知りたいと思いましたよ


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