今年も3分の2が過ぎましたが
もしかしたら、今年の洋画でNO.1かも~と
思う映画に出会いました
2011年を代表するフランス映画と言えば
やはりアーティストを思い浮かべる方が多かと思いますが、
こちらだって大ヒット
フランス国民の3人に1人が見ているんですよ
最強のふたり
ある種の映画には
間違った事を正そうとする姿勢が必要だと思いますが、
そんな時、ストレートに
"~反対"~は駄目"等訴えるのは
個人的に好きではありません。
それに対し、こちらは大爆笑の連続の中
"差別"についても考えさせられるのです
好きだな~、こういう類の作品
監督・脚本はエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュさんです。
事故で全身麻痺になり
パリで車いす生活を送る大富豪
フィリップ(フランソワ・クリュゼ)
首から下が一切動かないので
当然、お世話をするもの一苦労
そこで今いる秘書マガリ(オドレイ・フルーロ)と共に
住み込みの介護人を雇う事にします。
候補者を面接していると
割り込んで、早く不採用のサインをしてくれという男が
その男ドリス(オマール・シー)は
そもそも採用される気はなく
失業手当をもらう為に
"面接を受けて、不採用になった"という事実が欲しかっただけなのです
それを聞いたフィリップは
「サインをやるから、明日来い。」と言うのですが、
実際に来てみると
人種、資産、生活様式から好きな音楽まで
何もかも正反対の2人が一緒に時間を過ごすうち
次第に友情が生まれ、絆が出来ていく…
全身全霊で笑いながら、
涙腺と思考を刺激される実話を基にしたヒューマンドラマです
すんごく面白かったので、書きたい事は沢山あるのですが、
1番笑ったのは、オペラのシーン
まあ、確かに芸術や文化って
茶化すと可笑しい部分が出てくるものだけど
解って見に行きますからね。
何も知らない人が突っ込むと
あんな風になるのね
思い出すだけでもにやけてきます
フィリップの誕生日の時も
豪邸に音楽家をよんで演奏してもらったんだけど
全く知識がないドリスは
「あ、ハローワークの曲だ」とかね
私もクラッシック全然詳しくないから
似た様なものでした
その後、今度は自分の曲だと
アース・ウィンド & ザ・ファイヤーをかけるんですよね
このシーンでもオープニングの深みが出る
そもそもオープニングのシーンで
すごくマッチした"SEPTENBER"がかかった瞬間、
この映画好きだわ~って思ったけど
その後、判るんですよね。
何故、アース・ウィンド & ザ・ファイヤーをかけていたのか。
2人が親密になるのに比例して
フィリップもまた彼らの曲を好きになっていった。
こういう曲の使い方も素敵
帰ってきて、ドリスばりに
1人部屋で踊ったのは言うまでもありません
フラッシュバックの使い方も良かったナー。
最近は一作品の中で何度も使われる事も多いから
1ヶ月前とか2006年とか
数字でしっかり明記するのも増えた。
けれど書かなくったって、ちゃんと判るし
またそれがつながった時に
ぞくぞく~ってなる高揚感がたまらないんですよね
極めつけは"差別"の描き方。
多かれ少なかれ、人にはコンプレックスがある。
人に言われたくない事がある。
でもそれを笑い飛ばせる間柄こそ本物なのかなあと思うのですが、
彼の様に、障がい者を障がい者だって
いじれる事こそ差別していない証拠なのだと感じるんです。
もちろん、そこには信頼関係があってという前提ですが。
という訳で何もかもが文句なしのこの映画。
今月から始まったばかりですので、是非劇場でご覧ください
余談ですが、キーになっている"SEPTENBER"という曲。
9月というタイトルなのに、
冬に耳にして違和感を覚えた事ありませんか
それもそのはず、実は12月の日をを歌った曲なんです。
9月に大切な何かが起きたんでしょうね。
思い出になるその夜ダンスを踊った。
その事を覚えているかと語りかけているんです。
それまですくすく愛を育んできたのか、
はたまた今はすでにいない相手なのか…
どちらにしろ熱い一夜があったのは事実。
9月は夏が終わって、少し人恋しくなる季節なのかもしれません。
もしかしたら、今年の洋画でNO.1かも~と
思う映画に出会いました
2011年を代表するフランス映画と言えば
やはりアーティストを思い浮かべる方が多かと思いますが、
こちらだって大ヒット
フランス国民の3人に1人が見ているんですよ
最強のふたり
ある種の映画には
間違った事を正そうとする姿勢が必要だと思いますが、
そんな時、ストレートに
"~反対"~は駄目"等訴えるのは
個人的に好きではありません。
それに対し、こちらは大爆笑の連続の中
"差別"についても考えさせられるのです
好きだな~、こういう類の作品
監督・脚本はエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュさんです。
事故で全身麻痺になり
パリで車いす生活を送る大富豪
フィリップ(フランソワ・クリュゼ)
首から下が一切動かないので
当然、お世話をするもの一苦労
そこで今いる秘書マガリ(オドレイ・フルーロ)と共に
住み込みの介護人を雇う事にします。
候補者を面接していると
割り込んで、早く不採用のサインをしてくれという男が
その男ドリス(オマール・シー)は
そもそも採用される気はなく
失業手当をもらう為に
"面接を受けて、不採用になった"という事実が欲しかっただけなのです
それを聞いたフィリップは
「サインをやるから、明日来い。」と言うのですが、
実際に来てみると
人種、資産、生活様式から好きな音楽まで
何もかも正反対の2人が一緒に時間を過ごすうち
次第に友情が生まれ、絆が出来ていく…
全身全霊で笑いながら、
涙腺と思考を刺激される実話を基にしたヒューマンドラマです
すんごく面白かったので、書きたい事は沢山あるのですが、
1番笑ったのは、オペラのシーン
まあ、確かに芸術や文化って
茶化すと可笑しい部分が出てくるものだけど
解って見に行きますからね。
何も知らない人が突っ込むと
あんな風になるのね
思い出すだけでもにやけてきます
フィリップの誕生日の時も
豪邸に音楽家をよんで演奏してもらったんだけど
全く知識がないドリスは
「あ、ハローワークの曲だ」とかね
私もクラッシック全然詳しくないから
似た様なものでした
その後、今度は自分の曲だと
アース・ウィンド & ザ・ファイヤーをかけるんですよね
このシーンでもオープニングの深みが出る
そもそもオープニングのシーンで
すごくマッチした"SEPTENBER"がかかった瞬間、
この映画好きだわ~って思ったけど
その後、判るんですよね。
何故、アース・ウィンド & ザ・ファイヤーをかけていたのか。
2人が親密になるのに比例して
フィリップもまた彼らの曲を好きになっていった。
こういう曲の使い方も素敵
帰ってきて、ドリスばりに
1人部屋で踊ったのは言うまでもありません
フラッシュバックの使い方も良かったナー。
最近は一作品の中で何度も使われる事も多いから
1ヶ月前とか2006年とか
数字でしっかり明記するのも増えた。
けれど書かなくったって、ちゃんと判るし
またそれがつながった時に
ぞくぞく~ってなる高揚感がたまらないんですよね
極めつけは"差別"の描き方。
多かれ少なかれ、人にはコンプレックスがある。
人に言われたくない事がある。
でもそれを笑い飛ばせる間柄こそ本物なのかなあと思うのですが、
彼の様に、障がい者を障がい者だって
いじれる事こそ差別していない証拠なのだと感じるんです。
もちろん、そこには信頼関係があってという前提ですが。
という訳で何もかもが文句なしのこの映画。
今月から始まったばかりですので、是非劇場でご覧ください
余談ですが、キーになっている"SEPTENBER"という曲。
9月というタイトルなのに、
冬に耳にして違和感を覚えた事ありませんか
それもそのはず、実は12月の日をを歌った曲なんです。
9月に大切な何かが起きたんでしょうね。
思い出になるその夜ダンスを踊った。
その事を覚えているかと語りかけているんです。
それまですくすく愛を育んできたのか、
はたまた今はすでにいない相手なのか…
どちらにしろ熱い一夜があったのは事実。
9月は夏が終わって、少し人恋しくなる季節なのかもしれません。
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