一番簡単にお金持ちに

　一番簡単にお金持ちになれる仕事に就くのが、本人にとっても幸せだし、社会にとっても良い事なのかも知れないと思う。　（２０２１年３月８日）

　『苦労すれば良いのだ』というものではないと思う。

　日本のバブル経済が崩壊した後ぐらいの大蔵省は、『少子高齢化社会になるから、貯金しないといけない』と言っていて。
　それに対して、『馬鹿な事を言っている。難しい事を考えないで、いっぱい消費すれば、経済が良くなるのに』と書いていた人がいたが。

　『国内総生産（GDP）＝国内総消費（GNI）』だから。
　そして、日本は、バブル経済の頃、アメリカに『日本の貿易黒字多すぎ問題』で叩かれていたが。
　で、『貿易黒字というのは、国内総生産＞国内総消費と言う事で。つまり、消費が足りていないと言う事だ』と書いていた人がいて。

　まあ、世界には、貿易赤字で困っている国がいっぱいあって。
　その国では、『頑張って働かないといけない』だろうが。
　日本は、『消費が足りていない』のだから。
　どんどん消費しないといけない、と。

　別に、国に税金を納めるのも、寄付をするのもある意味一緒で。
　「寄付というのは、自分が消費するのではなくて、他の人の消費してもらう行為」と思うけど。
　それを、なんか、『税金を取るのは正しい事なのだ』という訳でもないと思う。
　とりあえず、政府としては、『働くのはある程度十分だから、頑張って、消費しないといけない』と言わないといけないと思う。
　「生産、働く方の事ばかり言うのではなくて」と。

　相続税の話について。
　「生きているうちに、誰かにあげた方が良いのに」と思う。
　『死んでから』その遺産をどうするかという話をするのではなくて。
　「生きているうちに」自分の財産を人に与えた方が良いと思うのだけど。

　「貯金を頑張るのは意味がない」と。
　結局、経済というのは、GDP、国内総生産であり、それは、GNI、国内総消費と言う事なのだから。
　
　「苦労すれば良いというものではない」と思う。

　「『市議会議員になるのは簡単だ』と言うなら、市議会議員になった方が、世の中にとっては、良い事なのではないか」と思う。
　そういうインスピレーションは来ないけど。
　だけど。
　本当は、『自分にとって一番簡単にお金持ちになれる仕事』に就くのが、自分にとっても良い事だし、世の中にとっても良い事なのではないかと思う。
　「わざわざ、苦労を選ぶ必要はないです」と。
　
　人の能力は不平等なのですね。
　でも、「全く同じ人はいない」。
　結局、『一つの才能』だけに頼ると、相当能力がないと、それで豊かになるのは難しいけど。
　「『イラストレーターだ』と言っても、イラストを描くだけの仕事で、お金持ちになるのは難しい」と。
　だけど、「『漫画家だ』と言ったら、お金持ちになるチャンスがある」と。
　だから、結局は、『組み合わせ』と。

　で、世の中には、色々な才能があって。
　一つの才能だけで、食べていくのは難しいけど。
　何種類かの才能の組み合わせで食べていくのは簡単だ、と。
　で、その人の持っている才能の組み合わせというのが、人によって違う、と。
　で、自分にとって、一番簡単にお金持ちになれる才能の組み合わせの仕事を選んだら、簡単に豊かになれて、世の中にとっても良い事なのではないかと思う。

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