大体、「施設から地域へ」と言いながら、本当の意味で地域で暮らすための、”就労”の問題が、おなざりに(適当に)扱われているのが、気に入りません。
精神障害について。ある日本人がイギリスの専門家の人に、「精神障害を持っている人は日本では、人口の2%ほどです」と言った所。「そんなはずはない。イギリスでは、人口の3分の1が家族や友人の精神障害を持っているという統計がある」と言われたそうです。
日本では、障害者の存在を人に言わないからね。障害者本人が人口に占める割合と、”家族や友人”に知り合いがいる割合を比べて言っても意味がない訳だが。そういうことがオープンにされる環境こそ、「施設から地域へ」のかけ声にふさわしいと思うのだが。
障害者雇用が一般になれば。「障害者」という存在そのものに対して、社会全体が一般的になれます。
国際機関かEUかは知らないが、では、「何らかの支援を必要とする、障害者は全人口の10%である」と言っているそうです。日本では、障害者として認められているのは、全人口の5%ほどだから。
イギリスでは、足が不自由な人がレジうちの仕事をしているそうです。まあ、ヨーロッパでは、椅子に座って、レジうちの仕事をするのが、一般的だからね。
「施設から地域へ」というなら、「普通の人に交じって働くこと」(作業所ではなくて)と言うことを言わないと駄目だと思うのですが。いかがなものでしょうか。