『働くもの食うべからず』の精神は、良いが。しかし、環境破壊の行為にしか繋がっていない、公共事業が、「経済波及効果があるから、必要である」と言われて、生活保護を、否定する人がいるのは、おかしいと思う。多分、公共事業よりも、生活保護の方が、経済波及効果は大きいと思うのだが。なぜなら、生活保護の人は、そのもらったお金を全部、消費に回すからね。公共事業で儲かっている人は、それよりも、消費に回す率が低そうなので。
最低保障年金の考えは良い考えであると思うのだが。その代わりとして、消費税を、10%とか15%にしないといけない、という主張があります。しかし、別に、消費税を導入しなくても良いと思います。私は基本的に、消費税はあまり良い税金とは思わないので。なぜなら、今、日本は、消費が足りなくて、不況なのに。消費に税金を掛けてどうするのか、と思ってしまうので。
だから、所得に応じて税金を掛ければ良いと思います。でも、これは、社会保険加入の仕事についている人は、みんなそういう風に(年金の)税金を納めているのだけれどもね。今は、所得の16%ぐらいだと(8%が雇い主負担で、8%が雇われている人負担で、合計16%)思うのですが。これを、みんな、雇用主8%、雇われている8%という税金にすれば良いと思うのですが。どんなもんでしょうかね。
大体、消費税でも、収入に応じて払うのでも、結果はあんまり大差がないと思います。基本的には。ただ、収入に応じて払うのであれば、貯金に対しても税金がかかる格好になるだけの話です。”収入=支出(消費)+貯金”だから。その方が、日本の経済にとっては、良いと思うのですが。消費税によって、年金をまかなうよりも、所得に応じて取る税金で、年金をまかなった方が、税金の取り方としては、優れている、ということで。
まあ、後の細かい事は、誰かが決めれば良いと思います。『最低保障年金+たくさん年金税を納めた人が、たくさん、年金がもらえる』という、数式についてはね。
「あなたは今まで、年金税をこれだけの額納めました」というデータをちゃんと整備することは、「国民背番号制みたいなもの」なのでしょうか。私はそうは思いませんが。
ちなみに。年金税に、プラスして、健康保険税も、同じようなシステムで税金を取れば良いと思います。(今、健康保険は所得の10%、雇用者負担が5%で、被雇用者負担が5%)
大体、「定額的に取る税金はダメ」だと思います。消費税は逆進性が高い(金持ちよりも、貧しい人にとって負担が大きい)といわれますが。定額的に取る、今の国民年金や、定額的な部分がある、国民健康保険よりは、ましだと思います。今の、「無年金者」の問題や、「健康保険から外れた人達」が生み出されている原因はそこにあると思います。
ちなみに。個人的には、日本で稼いで、海外で放浪(じゃないけど。遊びまわっている)人が、老後になったら、定額的に年金をもらえるというのは、ちょっと、納得がいかないので。そこの所は何とか工夫を。まあ、でも。子どものいない、専業主婦なんて、ある意味似たようなものだから。別に目くじら立てる必要はないという意見もありますが。結局、「社会がどちらを許容するか、の問題に過ぎない」という、考えもありますが。(日本国内で、いじけて、苦労するのが、良いという訳でもないですしね)
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