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デフレは悪い事なのか?

2011-09-25 18:10:17 | Weblog

  デフレは悪いことなのか?

 新聞を読んでいたら、『日本政府は、円高とデフレという現在の不況の2大原因を、金融政策によって、解決すべきである』と書いている人がいました。

 『あほな意見』と思いましたが。『そんなの、日本政府による、金融政策によって、解決可能な問題ではない』と。しかし、考えてみれば、金融政策によって、円高とデフレの問題解決は出来ませんが。デフレは、日本政府の政策によって、インフレにすることは可能です。要するに、昔の、護船団システム、つまり、新規参入を禁止して、新しいことをする企業活動を禁止することをすれば良いだけの話だから。

 

 私は日本がデフレになった、根本的原因は、バブル崩壊にあるのではなく、アメリカによる、大規模小売店法改正にあると思っています。大体、私が、いわゆる、ファーストファッションを買おうと思えば。大規模小売店である、2000何年か知らないが開店の、(巨大)ショッピングモールに行くしかない。つまり、そういう、新規大規模店の開店をこれから認めないとなれば、デフレは収束し、インフレ傾向になっていくでしょう。

 

 簡単なことだ。新規参入が自由になれば、デフレになる。インフレは続けられない。で、バブル前ぐらいのように、『古い店舗は潰せない』『新しい店舗を作る際には、古い店すべての合意がいる』という制度にすれば、いや顔でも、インフレになっていくでしょう。

 

 でも、それが、果たして良い事なのか?

 

 駅前商店街が寂れていくのは、車でいける、巨大ショッピングモールの開店が自由になったからである。巨大ショッピングモールの開店が規制されれば、駅前商店街は復活するであろう。でも、それが良い事なのか、どうなのか。

 

 皆、バックツーザフューチャーというよね。昔に戻りたいと。でも、本当に昔が良かったのか。それは、議論されていない。

 

 不況の原因を、『デフレのせいだ』と言う人達が大勢いるが。それは原因ではないと思う。根本的原因は、『もう、消費するものが無くなった』事だと思う。1970年代の人達は、借金してでも、家やマンションや、車や、テレビや、冷蔵庫や掃除機(や炊飯器)を買っていましたよね。でも、今の人は、貯金があっても、そういうものを買わなくなったから、不況になる。消費が減っているから、生産も減り、不況に見える。簡単な話でしょう。

 

 スピリチュアル的に考えると。いつも、鼻先に、“買いたいものリスト”を突きつけて、『買わなければ幸福になれない』というのは、馬鹿げていると思うけれども。もう、満足したなら、買わないで、それで、良いではないか、と思うのだが。

 

 大国の維持はいつだって難しい。小さな国なら、『我々は満足しているから、これで十分ではないか』と言える。しかし、大国は、やれ、『生活保護の受給者が増えた』だの、『格差社会だ』のと、騒がなければならない。つまり、異分子の存在が、大国にはあるということだ。小国なら、『家族で助け合いなさい』で十分なのが。やれ、『介護保険料が上がった』『高齢化社会だ』のと、騒がなければならない、ということで。

 

 『もう、満足だ』『これで十分だ』となぜ言えないのか。小国なら、これで、十分、満足なはずだけれどもね。大国だから、将来の不安を抱いて、『困った、困った』と騒がなければならない、ということで。

 

 北欧は結構監視社会らしい。住民は誰でも、他の誰かが税金をいくら納めているかを知ることが出来るらしい。つまり、住民全体が、家族のようなものだ。プライバシーも何にもない。でも、それでも、何も起こらないらしい。日本でこれをやったら、多分、悪徳業者と個人がのさばって、大変なことになるであろう。

 

 『国民全体が一つの家族である』と出来るのは、小国だから。大国には、それが不可能である。やれ、『生活保護の不正受給だ』とか叫ぶにも、大国だからであろう。小国なら、周りの人から、白い目で見られて、その町にいられなくなって終わりである。

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