ハイリスク

　ハイリスク、ハイリターン

　「派遣の時給はアルバイトより高い」と思っていた。
　なぜかと言うと、アルバイトより派遣の方が契約を切られやすいから。
　
　「同じ時給なら、派遣より、アルバイトの方が良いよね」と思う。
　だから、「派遣の時給はアルバイトより高い」と思っていた。
　それでないと、派遣で働く価値がないから、と。

　人のブログを読んでいて。
　『派遣の契約を切られて、失業保険を受給している』と書いているのに。
　「失業保険の給付額の少なさに怖がる」。
　
　関東圏内で住んでいて、働いていると書いているのに。
　「それって、東京都の最低賃金ぐらいの時給でないと、その額にはならない」と思う。
　「私の妹でも、失業保険もっともらっているのに」って。
　その人は『応募しても、長期の（派遣の）仕事が決まらない』と書いていたが。
　それは当然と思う。
　不景気なら、働く能力のない人から仕事がなくなっていくから。
　で、働く能力のある人は好景気の時より、安い時給の仕事に就く事になる、と。

（続き）
　関係ない話かも知れないけれども。
　「東京都の最低賃金時給１０００円として、１日８時間、２０日働いたら、１月１６万円になる」。
　これは、『高卒の初任給』と言われている額で。
　つまり、派遣を選ぼうと、アルバイトを選ぼうと、正社員を選ぼうと、採用された時点での給料はほとんど変わりない事を意味すると思う。
　日本は『入口は平等』なのだ。
　ただ、その後の賃金の上昇スピードが違うだけで。
　だから、ある意味『女性がアルバイトや派遣の仕事を選ぶのは正しい』と。
　なぜかと言うと、女性は雇用が、結婚や出産で、途切れやすいから。

　日本は２０代の頃は、収入格差は少なくて。年を取れば、格差が拡大するのも、それが原因、と。
　フリーターを選んだとしても、正社員の人と、２０代の頃は、あまり給料に格差がない、と。
　でも、年を取れば、格差は拡大する、と。

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