暇つぶしです

私が思いついた事を書くだけのブログです。

インフレデフレ

2016-08-07 13:47:45 | Weblog
 『バブルの頃は良かった』と言う人達が大勢いるが。「あの頃は、あの頃で、色々問題があった」と言うことを忘れたのか、と思う。土地の値段がとても値上がりして。当然、家の値段も高く。株価も高かった。で、一番、簡単なお金儲けの方法が、土地の売買をすることと、株の売買をすることであった。『バブルの頃は良かった』というのであれば、労働分配率で議論しなければならないと思う。バブルの頃は、結局の所、まじめに働いて得られる収入より、土地の売買や、株の売買で得られる収入の方が多い時代であった。で、一般庶民は、高い家の値段に苦しめられていた。そんな時代が良かったとは、思えない。本質的に、無価値な事の事で、得られる収入の方が、本質的に価値がある事によって、得られる収入の方より、多い時代が、良い時代であったとは思えない。
 
 日本のデフレは、基本的に言えば、アメリカの要請、大規模小売店に対する規制が少なくなった事が原因である。バブルの末期、『トイザらスの日本における第2号店』に、アメリカの大統領が来たが。今ではそのトイザらスはつぶれてしまったが。つまり、今の基準では、大きな店舗ではないからである。
 『バブルの頃は良かった』論者の人達は、今更、『大型ショッピングモールは、1年以内に、閉店しなさい』という法律を通す事を、望む、実行出来るとでも思っているのだろうか、と思う。『昔ながらの酒屋さん以外で、酒を売ることを禁止する』法律を、成立させようと考えているのだろうかと思う。

 『終身雇用、年功序列』の賃金体系、というが。あの頃は、男女の所得格差がひどかった。『クリスマスケーキ』と言われ、女性は、25歳過ぎたら、行き遅れ、と言われていた。窓際族というが。そういう人達に、高給を払っていた。本質的に、無価値な労働しかしかしていない人に、高給を払う事が、果たして良い社会なのか。

 ちなみに、最近スマホを買ったが。スマホのOSは、iPhoneとAndroidしかないらしい。パソコンのOSも、windowsとmacしかないが。結局、独占経済にするしか、値段を高い状態に維持していく方法はない。自由経済の元では。

 戦争と平和では。大抵の一般庶民は、平和を望むが。戦争になれば、物の値段は高い状態に維持される。戦争というのは、物をいっぱい使うからね。
 だから、インフレを維持しようと思えば、世界を戦争状態にするしかない。平和ではデフレになる。そんなに、毎年毎年新商品を出せる訳ではないからね。

 増田悦佐さんの本を読んでいるが。色々言いたい話が出てくる。
 『平和は、デフレを招く。だから、インフレにしようと思えば、戦争状態を作り出すしかない』。端的に言えば、そういうことなのでしょう。
 インフレ待望論者は、色々考えがおかしいと思う。インフレ待望論者に、TPP(環太平洋自由貿易協定)反対論者が多いのも。TPPはデフレを招くからだと思う。
 別に、現政権が、インフレ誘導論者であろうと、別に知ったことではないとして。TPP反対論者は、間違っていると思う。中国と日本との間に、貿易関係があれば。お互い戦争が出来ないという抑止力になる。あるアメリカ人が言った言論で、『マクドナルドがある国同士では戦争が起きない』というのがあるが。これも、『相互貿易がある国同士では、戦争が起こりづらい』と言うことの一つの説明だと思う。(自由貿易体制に組み込まれている国同士では、戦争をしづらいと言っても良いと思う)。現政権がインフレ誘導論者であったとしても、別にかまわないとしても。TPP反対論は、間違っていると思う。確かに、最初に、『TPPに加盟すると大変な事になる』とあおり立てて、一生懸命交渉するように誘導する事は、良いことだと思うが。自由貿易を否定するのは、悪だと思う。自由貿易否定論は、戦争肯定論になるからである。そこの所を、TPP反対論者は、理解しているのだろうか、と思う。

 物事は、全部つながっている。都合の良い所だけをとって、自分達だけに、都合の良いようには出来ない。

 経済学的な事は、確かに難しい。誰にとっても、素晴らしい、利益のある話というのは、滅多にない。でも、人類の一番の望みは、平和に暮らして行くことでしょう。戦争誘導論を肯定してどうする? 結局の所は、それが重要な問題だと思う。
 日本が、大規模小売店に対する規制を少なくしたのも。アメリカの要請だが。バブルの頃、『これが、第2次世界大戦前なら、アメリカと戦争になっていた』と言われるぐらいの、日本の経済力であった。アメリカと戦争になるくらいなら、大規模小売店を認めるぐらいは、小さな対価だと思う。結局、個々人の問題はともかくとして。世界全体の利益で考えなければならない。

 戦争をさせない方法は色々ある。単に、(日本国憲法)9条があれば、平和を維持出来る訳ではない。レアアース問題の時に、レアアースを使わないで製品を作る方法を開発しようとした日本人は、果たして戦っていないのか、戦っていたのか。
 少ない資源で、やっていけるような製品開発すること。それも、世界に平和をもたらす方法である。世界中の人がかにを食べれば、かにはなくなってしまうか、高い値段になってしまうでしょう。だから、かにかまを考えた人は、偉大な人である、ということで。

 『水道論』と言うことを言っていた、日本人がいて。(松下幸之助か)。『水道水のように、安い値段で、みんなに行き渡るぐらい、安い値段で商品を提供出来るようにしたい』と。
 ”安さ”には、価値がある。安ければ、みんなに行き渡る。インフレ誘導論者は、自分達の事、企業利益の事ばかり言って、消費者利益、一般庶民の幸福について、全然、考えていないと思う。

 本質的に、無価値な事を、価格をつり上げて。『成功だ、成功だ。私は成功した』と言っては、ならないと思う。
 お金は悪ではない。でも、ただ、お金を得られれば、良いと言うものではないと思う。『社会に対して、価値を提供した分、お金をもらったのだ』と思えるのならば、それは、正当なお金だし。人をだまして、社会に対して、悪をして、お金を得たのであれば。「そのお金は、天国には、持っていけない」というしか、ないと思う。

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