みいちゃんの”おかげさま”

ひとり暮らし12年を経て 2016年秋から長男宅で暮しています

関西から関東へ生活の変化を記録します

奈良3日旅  1

2010-03-08 23:48:56 | ちょっとおでかけ
奈良に行ってきました

気のおけない 幼馴染との2人旅です

毎年この時期に2月堂にお参りします

今年は2泊しました

先ず、第1日目からの報告です

明石9:06発のJR新快速、最後尾車、1番前のドア

というのがIちゃんとの約束

彼女が何処にいるやら~の満員状態で三宮へ

ホームでやっと

「お久し振り~」の挨拶

阪神三宮から奈良への直通電車が昨年出来て

楽々奈良に行けるようになりました

9:44発は良く空いていてラッキーでした

奈良には11:11着

今回は3日間のフリーキップを買ってます

大阪市内からので¥2800

いつもはタクシーで宿に行くのですが

「タクシーだと、何処をどう行くのか憶えない」

ということで

今回からはバスをフル活用することにしました

(フリーキップだし・・・)

宿に荷物を預けて身軽になって

まずはIちゃんの用事

「柿の葉ずし」をお知り合いや家族に送ることを

済ませてから 昼食です

今夜はゆっくりお食事ができないので

お昼にしっかりと食べることにしました

ならまちにある柿の葉寿司のお店で

「お水取り」というランチ

私達には結構なボリュームで美味しかったです

「今日は何処に行く?」

「近くに元興寺があるよ」

元興寺

日本最古のお寺はひっそりと静まっていました

パンフレットによると

屋根瓦には日本最初の瓦数千枚が

今もなお、使用されているとか

今日のお寺見学はここまで

夕飯におにぎりと夜食のパンを買って宿へ

早めにおにぎりを食べ

夫の友人Tさんと落ち合って

二月堂に着いたのは5:30でした

すでに大勢の人達がお寺の下に・・

今年はお松明に先導されて上って来られる

お坊様の様子が知りたいと思っていたのですが

御入堂される入り口付近はすでに人、人

結局

写真が趣味のTさんとは別行動にし

私達はお堂正面に座る事にしました

夕7:00

大鐘がごーんと響くと

呼応するように堂内の鐘が打たれました

とても気持ちの良い鐘の響きでした

しばらくすると

一番最初のお坊様が入ってこられました

木の履物で独特の音を立てて歩き内陣に入っていかれました

下からはお松明の炎に歓声が上がり

松明の燃える良い香りが充満して

行の始まりの雰囲気も満ちてきました

こうして次々とお松明に照らされて

お坊様が上がって来られ

お松明が走り・・・

時々、鐘の音が響き・・

10本のお松明が終わって

内陣では多分、行が始まっていると思われますが

外部の喧騒と

内陣との間に張られた麻布で

お灯明だけの明かりでは

内部を伺うことが出来ません

それでも8:00を過ぎる頃

私達の後の扉が閉められて

ようやく人の波も静まり

喧騒もなくなりました

読経(声明)の声は朗々と響き

時間を忘れて聴きいりました

若いお坊様の五体投地は目の前で

お堂の床が響くほどの強さに圧倒されました

深々と冷えてくる夜の堂内で人々は

声明に聞き入ります

最初は身動きも出来ないぐらいの人々も

1人去り、2人去り少しゆったりしてきました

Iちゃんが「もう帰ろう」といったのは11時過ぎ

歳を考えて帰ることにしました

宿までの道すがら

「貴女と来て良かったわ。こんな真夜中に

1人では歩けないよね」

と お互いに言い合っておりました