【デセールキャラメル】
「デセールキャラメル」は、創作洋菓子店「シリアルマミー」の製品。
「デセールキャラメル」は、大人味に仕上げられている。「キャラメルクリーム」は、なかなか言葉で表現のが難しいが、プリンのカラメルソースをもう少し苦くした感じである。小さな子供には不向きである。
その発想は、一般的なキャラメル味は「キャラメル風味」がほとんどで、それが許せなかったので、「ちゃんとキャラメル味」が作りたかったから。
砂糖を焦がして、クリームを入れて作るのであるが、この焦がし具合が難しい。まさに職人技である。分離してしまうギリギリまで焦がしている。そうしないとほろ苦いキャラメル味が出来ないのだ。
「シリアルマミー」のクリームはホイップ型の植物性。あえて植物性を選んでいる理由は、
1・デセールキャラメルのキャラメルクリームが濃厚な味のため、動物性を使用すると味がぶつかり合ってしまうため。
2・キャラメルクリームの苦さを強調する為にあっさり系の植物性を使用。動物性を使用すると食べた食感が重たく感じ、ペロッと食べることが出来ない為。
「デセールキャラメル」の本体は、「フランスパン」なので固そうであるが、どちらかと言うと「サバラン」に似ていて、しっとりと柔らかい食感です。決してスポンジのようなフワフワした感じではない。
『食べ方』
「冷たいまま食べる」
冷蔵庫で解凍した生地に、ホイップクリームをたっぷりと絞って完成。新感覚の冷たいフレンチトーストです。キャラメルクリームとホイップのバランスなんとも言えない絶品。
余ったホイップはフルーツに乗せたり、パンベルデュに添えたり、コーヒーに入れてウインナーコーヒーにしたりして楽しめる。
「焼いて食べる」
レンジでチンしてトースター。ソースが垂れるのでホイルを敷くか耐熱容器に入れて。
焼き「デセールキャラメル」の特徴はなんと言っても、キャラメルクリームがトローンと溶けていること。中はトロトロ、外はカリカリ。ホイップクリームでお皿に輪を描いて、焼きたてのデセールキャラメルを上に乗せて味わう。
『篠直余』
スイーツの常識を覆し、また追求しながら話題のデザートを発祥し、既成概念にとらわれることの無い、自由で斬新・新しい発想のエンターティメントな洋菓子を提供している。
かって経営していたカジュアルフレンチレストランにてスイーツメニュー「パンベルデュ」かヒットし、デパートなどから数多くの引き合いを受ける。
その後、レストランを閉鎖、創作洋菓子店「シリアルもミー」を開業。新商品を発表するたびに多くのTV・雑誌に取り上げられ、今や話題のデザート発祥地となっている。
パティシエたちが想像出来ないと言うほど、常にユニークな発想で「しのっちマジック」の美味しいお菓子を作り出している。
「ただの主婦」
社会知らずに結婚した世間知らず者。きっかけは、主人の経営していたレストランの人手不足と自由なお金欲しさのアルバイト。
バリバリ仕事を楽しんでいるようだが、本音は専業主婦に戻りたいと常々思っている。
「甘いのが苦手」
パティシエではない。独学でここまで来てしまった。
甘いのが駄目だから、基本はあにゆる五感を加え飽きずに、どこか懐かしい味を追い求める。
お客様に喜んで頂きたいがモットーで、微笑んでしまうお菓子や会話が弾むお菓子を目指している。「お新香が無い」と商品開発が出来ないという。
「アイデアウーマン」
性格はお笑い芸人。ダジャレ好き、オバギャグ連発、これが商品名に生きているのもある。
「ものぐさ」なお陰で工夫する努力は惜しまない。人と同じ考えはつまらないと思っている。(人のやらないことが好き)
定食を食べている時と、シャワーを滝のように浴びている時にアイデアが湧くという。
【紅いもタルト】
「紅いもタルト」は、沖縄の特産品である「紅いも」をたっぶりと使用したお菓子。御菓子御殿「ポルシェ」が製造・販売している。
紅芋そのものの風味や色合いを楽しめるよう保存料や着色料は一切使用していない。小さな子供のいる家庭へも安心して贈呈できるお菓子である。
「ポルシェ」で使用している紅芋の品種は「備瀬」と「V4」の2種類。それぞれの特性を生かし、研究を重ねながらより美味しい御菓子作りを目指している。紅芋の繊維が残っているほど、自然の風合いを大切にした仕上がりに拘っている。
沖縄の豊かな自然の恵みと農家の愛情を受けて育った紅芋にこだわり、紅芋そのものの風味や色合いを楽しめるよう努力している。程良い甘さと柔らかさが女性にも子供にも食べ易くなっている。