道彦の散歩道

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7/27 「鰻重」と「ひつまぶし」

2012年07月26日 | 食・レシピ

【鰻重】

「鰻重」とは、一般には木製の四角い箱に漆塗り等の塗りをかけた蓋のついた食器である重箱の中にご飯を入れ鰻の蒲焼きを載せ、上から蒲焼きのタレを掛けた日本料理。

用いる食器が丼であれば「鰻丼」、重箱なら「鰻重」と呼ぶ。鰻重の場合、料亭では鰻と飯を別々の食器に盛って供する店もある。鰻重とは鰻が重なった状態の鰻重ね(うながさね)を意味するとして、ご飯と鰻の蒲焼きをサンドイッチ状にし表面の鰻の下のご飯の下に更に蒲焼きが入った合計2匹分の蒲焼きが入ったものを「鰻重」と呼ぶ地域や店舗もある。

大抵の鰻重は高い順に松・竹・梅等の序列でコ-スが分かれている。鰻重単体で比較した場合、鰻の個体差により若干の差が生じるが鰻の大きさによってランク付けする場合、半身か1匹かで分ける場合、鰻が天然か養殖かでランク付けする場合等様々なランク付けがある。

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【ひつまぶし】

「ひつまぶし」とは、鰻の蒲焼きを細かく刻んでご飯にまぶした料理で、名古屋名物。

「ひつまぶし」の語源は、細かく刻んだ鰻の蒲焼きをお櫃のご飯にまぶすことからで、漢字で書くと「櫃塗し」となるが平仮名表記されることが多い。

「ひつまむし」とも呼ばれるため、京阪地方で「うなぎ」や「鰻飯」をいう「まむし」を語源とする説もあるが、名古屋周辺地域では「まぶす」を「まむす」とも言うことから、京阪地方の「まむし」は関係ないと思われる。

「ひつまぶし」の食べ方は、お櫃から茶碗に取り分け、1杯目はそのまま、2杯目にネギやワサビなどの薬味をのせ、3杯目にお茶もしくは出汁をかける食べ方が一般的。

明治時代から作られるようになったものだが、発祥については、賄い料理であったとする説。鰻の皮は冬になると固くなるので美味しく食べるための工夫であったとする説。大きなお櫃に鰻をまぶしてお座敷で小分けした出したとする説がある。

最初に始めたお店についても、名古屋市熱田区の「あつた蓮菜軒」とする説と、名古屋市中区錦の「いば昇」とする説がある。なお、「ひつまぶし」は1987年「あつた蓮菜軒」が商標登録している。

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