道彦の散歩道

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07/19 ジンジャーブレッド&ガレット・デ・ロワ

2014年07月19日 | スイ-ツ・お菓子

【ジンジャーブレッド】

「ジンジャーブレッド」は、生姜を使った洋菓子の一種。
ジンジャークッキー、あるいはそれを家の形に組み立てた「ジンジャーブレッドハウス」を指すこともある。

『概要』

「ジンジャーブレッド」の起源は、古代ギリシャ時代に、ロードス島のパン屋が焼いたものと言われる。
中東から十字軍が欧州に持ち帰ったことで各地に広まり、現在では東欧からアメリカまで広く見られる。小説「メリー・ポピンズ」の中にも登場する。

イギリスではとても一般的なケーキてある。ローマ時代に、アフリカ産の良質の生姜とともに伝わったとも言われる。なかでも、ヨークシャーなどイングランド北部には、パーキンというオートミールと糖蜜を使った「ジンジャーブレッド」があり、ガイ・フォークス・ナイトに食べる習慣かある。
アメリカでは冬、特にクリスマスの前後に食べることが多い。

『材料』

生姜はジンジャーパウダー(乾燥粉末のもの)、あるいは摺り下ろしたものの絞り汁のみを使う。また甘味を付けるには糖蜜(トリックルもしくはモラセス)を用いるため「ジンジャーブレッド」も黒みかかった色となる。
生地の中にマスタードやレーズン、ナッツ類を加えることや温めたレモンソースなどを添えることもある。

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【ガレット・デ・ロワ】

「ガレット・デ・ロワ」は、公現祭の日に食べるフランスの菓子である。

『概要』

フランスの地方ごとに少しずつ異なるが、最も一般的なものは紙の王冠がのった折りパイにフランジパーヌ(アーモンドクリーム)が入ったパイ菓子で、中にフェーブと呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っている。公現祭(1月6日)に家族で切り分けて食べ、フェーブが当たった人は王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれる。

伝統的には、家族が集まった中で一番小さい子供をテーブルの近くに呼び、目隠しをさせて大人の誰かか切り分け、この子供に誰が配るかを指名させる。
そして、昔は毎週家族が集まって食事をするのが常であったので、フェーブが当たった者は次の週末の会食の際に「ガレット・デ・ロワ」を自作するか鵜入して皆に供した。この際、前回王冠を手にした者は、この者が男性であった場合は女王を、女性であった場合は王を家族の中から選ぶ。
子供を喜ばせるため、しばしばこの女王か王には子供が選ばれる。

「ガレット・デ・ロワ」は1月1日の14時に売り出されるのが慣習になっており、フランス人はこれを食べないと1年が始まらないという。
日本でも「ガレット・デ・ロワ」を置く店が増えており、フェーブだけを単独て゛販売する店もある。

『起源』

「ガレット・デ・ロワ」の起源は、古代ローマのサートゥルヌスの祭典サートゥルナーリアに遡る。サートゥルナーリアの饗宴では豆を一つ入れたケーキが供され、豆が当たった出席者を宴の王とする習慣があった。公現祭を祝う習慣のある地域では、フランス同様公現祭に豆やコインを隠したケーキを食べる習慣があり、カタールニャ州には「トルテリュ」、ブロバンスにはブリオッシュ生地で作る「ガトー・デ・ロワ」、ギリシャやキプロスは「ヴァシロビタ」、アメリカ合衆国南部の旧フランス領には「キングケーキ」がある。

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