【オペラ】
「オペラ」は、チョコレートとコーヒーのアントルメである。
それは、クラン・マルニエまたはコアントローのシロップをしみ込ませたビスキュイ・ジョコントで、またガナッシュとバタークリームで層になっていて、チョコレートのグラサージュで覆われている。
「オペラケーキ」の発案は、1960年代のガストン・ルノートルによるものだという主張があるが、ダルワイヨの館で発案された可能性もある。またさらに早いのが1899年にルゴロワの広告で提案された「オペラケーキ」で、同質の可能性がある。
【クラフティ】
「クラフティ」はフランスの伝統菓子。
ルムーザン地方の伝統的なタルト生地の中にサクランボを並べ、卵、牛乳、生クリーム、砂糖を混ぜたものを加えて焼き上げたプリンのような菓子。
リムーザン地方が発祥地だが、19世紀にはフランス全土にひろまっていた。
リムーザン地方ではタルト生地を省略したり、果物を別のものにしたものは「フロニャルド」と呼び区別しているが、他の地域ではそこまでの拘りはない。
果物はサクランボ以外にもスモモ、キイチゴ(ラズベリー)、クロイチゴ(ブラックベリー)、クランベリー、リンゴ、プルーンなどでも代用できる。