佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

藤山神社のモミジ

2011-12-05 | 佐世保・長崎

半年前は、薄紫のカーテンに覆われていた藤棚。

今はまるで鉄条網のような弦の天井と、

それにへばり付くように頑張っている葉っぱたち。

 

でも、この藤山神社には藤だけでなくてモミジもあって、それが見頃だと聞いてやってきました。

  

 

 

たしかに。

赤や黄色のモミジが素晴らしい!

小さな神社が錦の晴れ着をまとったように、そこだけが明るく輝いていました。

 

神社の裏山から覗くとこんな感じ・・

 蜘蛛の巣をはらって、裏山に少し進入・・

 間近で観たモミジのグラデーション。

 黄色になったり紅になったり・・・不思議ですね。

そのメカニズムはこちらのサイトにありました。
http://www.shinrin-ringyou.com/topics/kouyou.php

 

落葉樹は秋になると落葉の準備を始めます。

葉の中にある緑色の色素クロロフィルが分解され消滅を始めます。

そうすると、もともと含まれていた黄色の色素カロチノイドが目立ってきて、黄色に見えるのだそうです。

これが黄葉。

 

ところが、落葉樹の中には、

クロロフィルを分解するときに、同時にアントシアンという赤色の色素を生成するものがあり、

その葉っぱが紅葉するのだそうです。

なぜ、秋になるとアントシアンが作られるのかは、昔からの謎で、未だに解明されていないそうです。

 

さて、紅葉や黄葉のように華やかではありませんが、褐色に色づくのも紅葉の一種で、

タンニン性の物質や、それが複雑に重合したフロバフェンという褐色物質の蓄積が目立つためだとか。

ブナ科やスギ科の紅葉がそれで、ここにもありました。

メタセコイヤです。

藤山神社のお向かいの県立ろう学校の敷地に植えられたメタセコイヤ。

気の毒なことに、そばに電線が通っているので、枝がバッサリ切られていますね。

きれいな円錐形の樹形が美しいメタセコイヤなのに・・・。

 

ちょっとだけ敷地にお邪魔して、校内から撮ると、少しは元の形が偲ばれますね。

 

反対側から見るとこんな感じです。

 

紅葉という自然の美しい営みを堪能させてもらった後に見たこの光景は、

ちょっと胸が痛みました。

 

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