今日は新鮮なお刺身を堪能!
魚が美味しいことで評判の旬菜魚酒の店K。
いつも夫がお世話になっているAさん御夫妻を案内する予定でしたが、
Aさんの体調不良で急遽キャンセル…ではなく、夫と二人だけで行ってきました。
今日も期待を裏切らない美味しさ!
刺身の盛り合わせ、天ぷら、茶碗蒸し、小鉢3種(イカの酢味噌和え、トマト、すり身揚げ)、
ご飯、鰤アラの味噌汁、香の物3種、デザート(コーヒーゼリー)…の「地魚御膳」がなんと、
1620円!
なんといっても、お刺身が絶品でした。
タイもハマチもアジも…みんなコリッコリの食感。身が引き締まってるから超美味しい!
アラの味噌汁もいいダシ出てる!
などと感激を口にしながら食べているのに、目の前のご主人?ニコリともしない・・
予約を入れた時すでに個室は空きがなく、私たちはカウンター席で食べていたのです。
目の前では店のご主人(or板前さん)らしき方が黙々と刺身の盛り合わせを作っていました。
以前来た時もカウンター席でしたが、
その時の板さんorご主人は、魚やお酒の話など気さくになさってたのにな~
カウンターの左端に立てかけられていた数冊の本を待っている間、パラパラとめくってみると、
なかなか面白い本ばかりでした。
魚の本がほとんどだったので、お店のご主人の趣味かも・・と思って、
「面白い本ですね」と声をかけると、
ちらっとこちらを見て、「ああ、お客さんの本ですよ」とボソリ。
お客さんの所持品という意味なのか、お客さんが書いた本という意味なのか、理解できず、
聞いてみようかなと思ったけれど、止めました。
本にも、客との会話にも全く関心がなさそうだったので。
その本というのがこちら。
タイトルは「大村湾再発見」
<大村湾誕生ー推定年齢9000歳>そんな目次に惹かれて少しだけ読んでみました。
特に「チョー!超閉鎖性内湾」というコラムが印象的でした。
湾口から湾奥までの距離(奥行)÷湾口の距離(幅)が4以上だと閉鎖性海域と呼ぶそうで、
例えば東京湾は5で、博多湾は4で、有明海は19でというふうに・・
で、大村湾がどうかというと…なんと130もの倍率!
だから、超閉鎖性を超えて、チョー!超閉鎖性という表現になるわけですねー
そして、このようなことも書かれてました。
閉鎖的過ぎる大村湾は海水交換が乏しいので、いったん水質が悪化すると、
その改善には長い時間がかかる・・と。
でしょうね。
それは素人でも想像できます。
大村湾の海の幸を守るには、大村湾の水質を悪化させないことが大事。
私たちの生活排水や工場用水がそのまま流れ込まないよう、
また、これ以上ダムを造って川の水を堰止めたりしないよう、
みんなが意識してチョー超閉鎖的な大村湾の環境を守っていきたいな~
などと思いながら、魚の旨さを噛み締め・・・完食!
「ご馳走様でした」と立ち上がると、
「ありがとうございましたー!」と、目の前の方の初めて元気な明るい声が返ってきて・・
「また来ますねー」と、心の中で呟きました。