佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

まさにGウーマン!

2014-05-20 | 雑感

今朝は久しぶりにTVを見て感動!元気をもらいました。

それは、テレ朝の情報番組「モーニングバード」の中の「Gウーマン」という企画。

「元気」に「頑張る」「グレイト」な女性を紹介するコーナーで、
朝はたまにしかテレビを見ない私にとって、このコーナーに出会ったのは2回目ですが、
今日はとびきりgreatな女性でした!

 

その人の名は、紫竹昭葉(しちく・あきよ)さん、87歳!

北海道の帯広で園芸家として活躍中の、元気で明るくて可愛い美人のおばあちゃん。

花咲かおばあちゃんと称される「紫竹ガーデン」のオーナーです。

 

昭葉さんのどこがすごいかって?

それはね・・

1万8000坪もある紫竹ガーデンの2500種のお花の管理をしながら、

年間13万人ものお客様のガイドもするというバイタリティのすごさ!

だけじゃなく、その前向きな生き方が半端じゃないんです。

恐れを知らぬというか、不安とは無縁の方なのか、とにかくまっしぐら!なのです。

 

夫に先立たれふさぎ込んでいた昭葉さんは、ふと幼い頃遊んだ野原を思い出しました。

お花がいっぱい咲いてきれいだった…。

その光景を思い出すだけで幸せな気分になれた昭葉さんは、

大好きな野原のような花畑を自分で作ろうと思い立ちました。

その時、なんと63歳。

3人の娘たちはもちろん大反対。もう若くないのよ!経験もないでしょ!と。

そんな家族を説き伏せ、貯金をはたき、いきなり1万5000坪!の土地を購入。

(15000坪!?1500坪の読み間違いじゃないの?と疑ってしまいました~)

知りあいの建設会社に頼んで土をならし、一人で種や球根を植え、荒地を花畑に変えていきます。

しかし、帯広の夏は30度を超え、冬はマイナス20度にもなる過酷な気候。

最初の年は、霜にやられて花が全滅してしまいます。

それでも昭葉さんは挫けませんでした。

帯広の気候にに適した花を探し、3年間の試行錯誤の末、「紫竹ガーデン」をオープンさせます。

 

しかし、初めの頃は、「こんなものを見せて、お金を取るのか」と言われたほど不評でした。

(現在の入園料は800円ですが、当初は500円)

それでも挫けない昭葉さん。

コツコツとお花の種類を増やし、

変化にとんだ個性的なコーナー(例えば自由にお花を摘めるコーナーなど)を作ったり、

園内に自作の野菜や草花を料理して提供するレストランをオープンしたり、

きれいな花を咲かせるために独自の肥料(シャケの頭や内臓、大豆のかすなどを使用)や

虫除けスプレー(焼酎やトウガラシ、にんにくなどを水で500倍に薄めたもの)を開発したり、

大好きなお花のために次々と湧き出るアイデアを実践していき、

気づいたら、海外からもお客さんがやってくる大人気のガーデンへと成長し、

皆に愛される「花咲かおばあちゃん」になっていました。

 

 「紫竹ガーデン」は野原といっしょだから、どこを歩いてもいいのよ。

  ペットもOK。気兼ねはいらないわ。

と笑顔で話す昭葉さんは、まるで少女のよう。

 

「日々新たなり」という言葉が好きだと言う昭葉さん。

毎日、朝がくるのがとても楽しみなんだそうです。

きっと寝る前に考えて、わくわくするのでしょうね。

明日は、あのお花が咲き始めるかな?

明日は、あの野菜を収穫してこんな料理を作ってみようかな?

明日は、お客さんをどのコースに案内しようかな?

明日は、どんな出会いが待っているかな?

などと次々に浮かんでくるのでしょうね・・

 

それにしても、失敗を恐れず、これほど大胆に潔く生きてこられた秘訣は何だろう?

もともと明るくてくよくよしない、おおらかで、肝っ玉の座った性格なのかもしれないけれど、

それだけではないはず…と思っていたら、

 

「夢を持つのも一つの才能じゃないかしら」とポロリ。

 

昭葉さんは、夢見る夢子さんだったんですね~

夢を持ち続け、追い続ければ、いつかきっと現実になる。

そんな言葉、どこかで聞いた記憶があります。

 

大人になると、私たちは、ほとんど夢を持たなくなる。

現実の暮らしに追われて、夢見ることを忘れてしまう。

でも、大人でも夢を持ってもいいんですよね~

 

そのことに気づかせてもらいました。

素敵な番組でした。

素敵な女性、昭葉さんに心から拍手! 

 

コメント
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