貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

芭蕉翁立像と越路の習い!~気比神宮その1~

2023-05-17 11:48:48 | 日記
令和5年5月17日(水)
敦賀市:  気 比 神 宮     
   
 敦賀駅の北1Kmほど。
 8号線に面して朱の大鳥居がある。
 この大鳥居は、国の重要文化財。
 敦賀湾の最奥部。
 京都から北上して、
日本海へ向う道の終着点。
 当地から、東へ向えば越中・越後、
西へ向えば丹後。
また、大陸への表玄関として、
交通の要衝に位置する重要な場所に
鎮座する。
 西に面した大鳥居を東へ進むと、
左手に猿田彦神社。
 その先に、垣に囲まれた境内がある。

<社殿>
<気比神宮由緒>

 その前に、
芭蕉の像や句碑等が整備されている。
<芭蕉翁立像>

『奥の細道』には、
「漸白根が嶽かくれて、
比那が嵩あらはる。
 あさむづの橋をわたりて、
玉江の蘆は穂に出にけり。
 鶯の関を過て、
湯尾峠を越れば、
燧が城。
 かへるやまに初雁を聞て、
十四日の夕ぐれ、
つるがの津に宿をもとむ。
 その夜、月殊晴たり。
「あすの夜もかくあるべきにや」
といへば、
「越路の習ひ、
猶明夜の陰晴はかりがたし」
と、あるじに酒すゝめられて、
けいの明神に夜参す。
 仲哀天皇の御廟也 。
 社頭神さびて、
松の木の間に月のもり入たる、
おまへの白砂霜を敷るがごとし。