貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

福井市天龍寺その2 余波の碑!と菩薩!

2023-05-12 16:54:04 | 日記
令和5年5月12日(金)
 そして、もう一つ。
 芭蕉と北枝の別れの銅像。
 「余波の碑」だ。

 北陸の冬は寒く、
冬は二人とも防寒着を着用して
いるという。
 『奥の細道』では、
「丸岡天竜寺の長老、
 古き因あれば尋ぬ。
 又、金沢の北枝といふもの、
 かりそめに見送りて此処まで
 したひ来る。
 所々の風景過さず思ひつヾけて、
 折節あはれなる作意など聞ゆ。
 今既別に望みて、
「物書て 
  扇引さく 
    余波哉」
と記載されている。 
<芭蕉句碑>
  
                 
 明治維新と共に
その後援者を失い、
1977年寄進によって
禅修行のための僧堂(古木堂)が
建てられ、
現在では世界中から多くの人が
訪れる坐禅の道場となっている。
 道路沿いに水子供養なのか、
観世音菩薩が二体、

慈悲深く、豊かな表情を
拝顔する。
<松岡三十三観世音菩薩>