貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

機織り娘が千手観音菩薩に!

2022-06-30 09:42:03 | 日記
令和4年6月30日(木)
 異様な暑さの水無月も今日で・・・!
 今朝もすでに猛暑だ。
第10番 阿波市: 切 幡 寺      
 山道を四駆で登る。

 「是より333段あり。」の表示。
 休むことなく登る。
 女厄道33段、男厄道42段という
明示された階段もあり。

 
 一気に登れたのも毎朝の階段
10往復一段抜かし5往復のお陰かな?

 弘仁四年(813)、
この地で習法していた弘法大師は、
結願の七日目に綻びた僧衣を繕うために
いくばくかの布を機織りの乙女に                     所望される。
 乙女は織りかけていた布を惜しげも
なく切って差し出した。
 その厚意に感動した大師は、
乙女の願いを聞き、
千手観音の尊像を刻み、
乙女を得度させ、
さらに灌(かん)頂(じよう)を授けた。

 すると、乙女は即身成仏し、
身体から七色の光明が
放たれ千手観音菩薩の姿に変わる。
 そこで、大師は、
このことを嵯峨天皇に奏請して
一寺を建立。
 乙女を得度させたから得度山、
灌頂を授けたから灌頂院、
 布を切って大師に差し上げたから
「切幡寺」と命名。
花で心も癒やされる。
そして、芭蕉にも遭遇!