貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

念願の白鷺城!

2022-06-04 11:07:42 | 日記
5月10日午前2時に起床。洗面などを終え、家内の用意してくれた弁当を持って、2時半出発。先ずは、念願の姫路城向けて日の出インターから高速道へ。
 少し雨がぱらついたり、止んでいたり・・・。静岡に入ったら好天の気配。天気予報通りの旅となる。
駿河湾沼津で初回休憩、浜松SAで給油と朝食そして、仮眠。滋賀県の土山SAに10時前。西宮名塩SAで昼食休憩。だんだんと姫路に近づいてきた。花田ICで高速を降りる。行きの高速道路代7170円。割引30%はほんとお得。

 姫路城の駐車場に入る前、真正面に聳える白亜の城が見えた時、「うわー、白鷺が天空にすうっと・・・!!!」と心が羽ばたく感動を覚える。絶句の心境を味わう。
 楽しみは倍加。
 姫路城入場料は千円。

 昨夜、たまたまBSで姫路城の2本の心柱のうち一本の心柱、通し柱の大木を探索し、巡り会えた檜の大木が運搬中に折れ、棟梁の機転と技量、そして姫路の大工さん100名の底力など描いたものを見た。

 その日の記録。
「入門よりトイレに行きたかったが、もう無我夢中!天守閣に入る時にはもう打ち震えるという感じ。いくつもの城に行ったが、今までの感動、感慨と一味違う。五階でガイドをしておられる方が声かけてくださる。『どちらから?』『東京の青梅から朝二時半過ぎに家を出て、やっと念願の城に到着しました。群前昨夜BSで姫路城の最高の通し柱(西の柱)のことについて放映していました。ほんと、神がかりのタイミングで感動しました。柱を探しに探した方、最後とうとう木曾の檜で30㍍のまっすぐなのに遭遇。途中運搬中におれて、打ちひしがれている時に、棟梁が組み合わせれば一本の丈夫な通し柱になると見本を作って見せ、姫路の方の協力で・・・。』と話すと、『この城は戦いを知らぬ城で、それが第二次世界大戦で街がまるごと焼けても、この城だけが残っていた。』

『祖父は戦争の時、白いのは目立つから皆で黒い布を当てたという話をしていました。』

『6回の天守に火伏せの神として神社が祀ってあります。』など丁寧に・・・。

『青梅の東芝はなくなりました。』と語ると淋しそうに『そうですか』。
 府中の東芝にお勤めで、定年後郷里の姫路に戻ってガイドをやっているとの話。

 ほんと、戦争さえなければ伊勢に疎開することもなく神戸市民だったかも・・・と、縁の深さをしみじみと味わうこともできた。