令和4年6月29日(水)
日光市立安良沢小学校
学校の敷地内に、芭蕉句碑がある
という。
穏やかな空気を醸し出している学校だ。
玄関で、挨拶すると、
明朗快活な女性が、
「どうぞどうぞ。」と快諾。
場所も教えて下さる。
芭蕉の句は、
「暫時は
瀧にこもるや
夏の初」。
※「しばらくは
瀧にこもるや
夏(げ)の初め」
夏安居(げあんご)に入る
この時期、
裏から滝を見物する私は、
しばし滝におこもりをした気分だ、
の意。
元禄二年の作。
「夏安居」は、「夏籠(げごもり)」のこと。
四月十六日から九十日間(陰暦)、
僧侶が外出せず籠もって修業する夏安居。
これになぞらえて、
各種の修行する場合にいうことも
あるそうな。
「一夏」とも。
俳諧独自の題。