深川：清澄庭園

深川：清澄庭園

　三菱財閥の岩崎弥太郎が整備したといわ

れる清澄庭園は、知人や友人が来ると、

「うちの庭に遊びに行こう」と、バスで

よく連れて行った処。

　私の好きな庭園で、厳かで、優雅さを感じ

る庭園でもあった。

　今回歩いてもすぐだったんだと気づかさ

れる。

　当時の荘厳で・・・という印象は消え、

広い公園という感じであった。

　じめじめ感も初めて伴った。

　その足で、門前仲町駅をめざす。

まず、マンションを探す。

　ひびが入り、相当痛んでいたが、そのま

ま残っていた。５０１号のベランダも眺め

る。

　当時の面影は？。

　４４年間という時の流れの重みは、いつ

しかビルの老 いと自分の老いと重なって

いた。

　その後、深川不動と富岡八幡宮へ足を

のばす。

　広かった感じがごちゃごちゃした感じに

なっている。

　やはり諸行無常。

　万物は流転している。

　思い出は懐かしいが、時が全てを裏切っ

ていく感じもする。

　侘びしいことなのかもしれないが、

これが現実である。

深川不動尊