浮気疑惑発覚

　テストも出来て昼から未消化代休をいただき須磨まで。何しに行ったかと言えばまだ一度も乗ったことがないハーレーに試乗しに行って来ました。買うのか？ん？のアンケートにはしっかりと「予定なし」のチェック。それじゃなんでわざわざ？だって面白いっていう人がいるから「ホントかどうか自分で確かめたかった」のです。乗り物でも何でも雑誌や広告じゃ本当の手ごたえは分かりません。
　ブランドを盲目的に信じて無条件に高いお金を払うことは僕の価値観の中で一番やってはいけないことの一つです。無名の安物でも、人にはけちょんけちょんにけなされるものでも、僕が楽しいとか、面白いとか、いいと思えるものに出会えることが実は一番の快感。そのためにはハーレーにもメルセデスにもランボルギーニにもヒュンダイにもスーパーカブにもトライアンフにも乗ってみなければいけないのです。それに何よりタイヤ好きだしね。
　試乗したのはXL883。一番小さいハーレーです。それでも260kgあるんですけど重心が低いせいかあまり重いとは思いません。音が低いです。ゆっさゆっさゆれます。60km/hまでは当然のように一瞬です。カーブも曲がれます。乗ってて笑えた？もうちょっとで笑えませんでした。それでもこの値段を払う国産バイクに比べると意味は大有り。いや、100万円で買えるもっとも個性的な乗り物かもしれません。
　店に帰ると全然違うからともう一台薦められます。今度はFXDB。重量300kg、排気量1,584ccのいかにもチョッパー型ハーレー。当然乗ります。音はトランザム。振動は振幅や雑ノイズのない完璧に近いゆっさゆっさ。ぐっと開けたときの加速感は納得っていうか綺麗に予測通り。笑えた？ちょっと笑えた。それでもカブにも乗るいつものヘルメットとジャケットというスタイルが「いけないもの」のように感じてしまうオーラむんむん。ここ致命的です。このバイクに似合うライフスタイルを送りたくないと思ってしまったFXDBでした。乗って感じたまだまだ根強いハーレーに対する僕の偏見。ホントは打ち崩して欲しかったのかも知れませんね。
　オイル交換はいくらだとか、錆に対して強いか弱いかだとか、ベルトドライブの寿命とか交換費用とか、盗難対策装置とか山のように質問したのに全部丁寧に質問してくれたディーラーのお兄さん、ありがとうございました。大型あるなら一度行ってみれば？ハーレーダビッドソンテイク須磨。店の写真は合成ですけど、ハーレーへの偏見、崩れるかも知れませんよ。