昨日の続きです。
一同、奥へ。凹みにネトっとした液体。デビッドは凹みを押す。光が洞内を照らし進む。音。巨人のホログラムが通り過ぎる。「あれは何だ?」「武器を持ってくればよかった」。一同、ホログラムを追う。1人の巨人、扉に挟まれて倒れる。現場には巨人の遺体。「ドアに挟まれて首がちぎれたんだ」。ピッカーズ「何てこと? 彼らは正しかったんだわ」船長、笑い「間違っててほしかったか?」。「俺は降りる」「どこに行くの? ハイフィールド」「俺は地質学者だ。巨人の死体に貢献できない。船に戻る」生物学者のミルバーン「僕も戻る」。「年代測定器で測って」「死後大体2千年前後だ」デビッド「ドアを開ける」「待って。向こうに何があるか分からない」。ドア開く。「見て、フォード。頭よ。獣の頭のような形。驚くほどいい保存状態ね。持ち帰りましょう。人間とそっくり」。乗員の足跡でうごめく芋虫。「美しい壁画です」。ボーリングのピン状のものが林立。デビッドに「ダメ。触らないで」。デビッド「これは汗をかいてる」。ピンの表面に芋虫うごめく。「液体だ」「嘘でしょ? チャーリー、壁画が変化している。私たちが入ってきた影響だわ。フォード、頭を急いで袋に」。
「ボス、嵐が近づいてる」「すぐ船に戻れ。風速55メートルの砂嵐だ。宇宙服が焦げるほどの静電気だ」「15分後に外部扉を閉めるわ」。
「死体だらけだ」。デビッド、ピンを一つ持ち出す。ピンの根元の液体中に多数の芋虫。
「時間がない。急いでくれ」「よし、出発」。山の上にドクロ。車に迫る嵐。頭を落とし、ショー拾いに。嵐に吹き飛ばされるが、デビッドが何とか回収。
船長「ミルバーンとハイフィールドは?」。
ミルバーンとハイフィールド「ここ、さっきも来た」船長「砂嵐のせいで迎えに行けない。そこで待て」。
「頭部、殺菌しました」「絶滅したの?」「え? 何が?」「エンジニアたち」「さあ、スキャンして」「これは外骨格じゃない。ヘルメットよ」「外せるかしら」「この頭のブツブツは?」「新しい細胞みたい」「これから何かに変化する?」「そう」「神経組織はまだ生きてると勘違いさせるために電気を流しましょう」。顔が動き出す。「フォード、止めて!」「止まらない」「デビッド。隔離して! 早く!」「すごい臭い」。顔、破裂する。「調べましょう」。
デビッド、機械に「私が処理します。申し訳ありません。幸い少し未成熟でした。分かりました」。ピッカーズ「何て言ったの?」「内密の話です」「教えないとあなたの生命線を切断してやる」「もっとしっかりやれと」。
デビッド、ピンを取り出す。
ショー「遺伝子を分析して」。
デビッド、ピンを開ける。
ショー「人と比較して」「DNA一致」「嘘!」。
デビッド、ピンからイカ状のものを4つ取り出す。1つをひっくり返すと、中で黒いものが落ちて来る。
ショー「死因は?」。
デビッド、中身の黒いものを指に取る。ホロウェイのところへ行き、「エンジニアが全滅して残念でしたね、博士」「答えを見つけるまでとことんやるよ」「では乾杯しましょう」。
ミルバーンとハイフィールド「また死体だ。山になってる」「こいつ、体の内側から爆発したみたいだ」。
船長「現在地は?」ハイフィールド「~だ」「そこから1km西に生命体の反応だ。動いていない。いや、いなくなった。ポッドの誤作動かもしれない。おやすみ」「東に行こう」。
ショー「ホログラムの映像を分析しましょう。伝染病かしら?」ホロウェイ「お呼び?」「私たち正しかったのよ。彼らは人の祖先よ」「やったな。彼らが人を作った。人の命を創造するのは特別なことじゃない。DNAと脳みそさえあればいい」「でも私は子供を産めない」「ユリー、僕たちとは関係ない。愛してる」。2人、体を合わせる。
ピッカーズ、地図を見て触る。船長「ダメだ」「これの分析はいつまでかかるの?」「詳しいのは操縦だけだ」「死にそうな猫の鳴き声みたい」「こいつはスティーヴン・スティルスが持ってた。あんたひょっとしてロボットか?」「後で部屋に来て」。
ミルバーンとハイフィールド、ピンが林立しているところへ。水の中を何かが進む。「あ、何だ?」。水からナマズのようなものが頭を出す。「細長い爬虫類のような生き物発見。体長は80cmから1m。皮膚は透明」「2匹いる!」「いい子だ」。ナマズの頭、左右に開き、ミルバーンの手に食いつき、巻き付き、しめつける。やがて腕が折れる。「切り落とせ!」。切り口から酸が飛び散り、ハイフィールドのヘッドギアごと頭を溶かす。切り口から新たな頭ができ、ミルバーンのヘッドギアの中に入り込み、やがて口に入る。(また明日へ続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
一同、奥へ。凹みにネトっとした液体。デビッドは凹みを押す。光が洞内を照らし進む。音。巨人のホログラムが通り過ぎる。「あれは何だ?」「武器を持ってくればよかった」。一同、ホログラムを追う。1人の巨人、扉に挟まれて倒れる。現場には巨人の遺体。「ドアに挟まれて首がちぎれたんだ」。ピッカーズ「何てこと? 彼らは正しかったんだわ」船長、笑い「間違っててほしかったか?」。「俺は降りる」「どこに行くの? ハイフィールド」「俺は地質学者だ。巨人の死体に貢献できない。船に戻る」生物学者のミルバーン「僕も戻る」。「年代測定器で測って」「死後大体2千年前後だ」デビッド「ドアを開ける」「待って。向こうに何があるか分からない」。ドア開く。「見て、フォード。頭よ。獣の頭のような形。驚くほどいい保存状態ね。持ち帰りましょう。人間とそっくり」。乗員の足跡でうごめく芋虫。「美しい壁画です」。ボーリングのピン状のものが林立。デビッドに「ダメ。触らないで」。デビッド「これは汗をかいてる」。ピンの表面に芋虫うごめく。「液体だ」「嘘でしょ? チャーリー、壁画が変化している。私たちが入ってきた影響だわ。フォード、頭を急いで袋に」。
「ボス、嵐が近づいてる」「すぐ船に戻れ。風速55メートルの砂嵐だ。宇宙服が焦げるほどの静電気だ」「15分後に外部扉を閉めるわ」。
「死体だらけだ」。デビッド、ピンを一つ持ち出す。ピンの根元の液体中に多数の芋虫。
「時間がない。急いでくれ」「よし、出発」。山の上にドクロ。車に迫る嵐。頭を落とし、ショー拾いに。嵐に吹き飛ばされるが、デビッドが何とか回収。
船長「ミルバーンとハイフィールドは?」。
ミルバーンとハイフィールド「ここ、さっきも来た」船長「砂嵐のせいで迎えに行けない。そこで待て」。
「頭部、殺菌しました」「絶滅したの?」「え? 何が?」「エンジニアたち」「さあ、スキャンして」「これは外骨格じゃない。ヘルメットよ」「外せるかしら」「この頭のブツブツは?」「新しい細胞みたい」「これから何かに変化する?」「そう」「神経組織はまだ生きてると勘違いさせるために電気を流しましょう」。顔が動き出す。「フォード、止めて!」「止まらない」「デビッド。隔離して! 早く!」「すごい臭い」。顔、破裂する。「調べましょう」。
デビッド、機械に「私が処理します。申し訳ありません。幸い少し未成熟でした。分かりました」。ピッカーズ「何て言ったの?」「内密の話です」「教えないとあなたの生命線を切断してやる」「もっとしっかりやれと」。
デビッド、ピンを取り出す。
ショー「遺伝子を分析して」。
デビッド、ピンを開ける。
ショー「人と比較して」「DNA一致」「嘘!」。
デビッド、ピンからイカ状のものを4つ取り出す。1つをひっくり返すと、中で黒いものが落ちて来る。
ショー「死因は?」。
デビッド、中身の黒いものを指に取る。ホロウェイのところへ行き、「エンジニアが全滅して残念でしたね、博士」「答えを見つけるまでとことんやるよ」「では乾杯しましょう」。
ミルバーンとハイフィールド「また死体だ。山になってる」「こいつ、体の内側から爆発したみたいだ」。
船長「現在地は?」ハイフィールド「~だ」「そこから1km西に生命体の反応だ。動いていない。いや、いなくなった。ポッドの誤作動かもしれない。おやすみ」「東に行こう」。
ショー「ホログラムの映像を分析しましょう。伝染病かしら?」ホロウェイ「お呼び?」「私たち正しかったのよ。彼らは人の祖先よ」「やったな。彼らが人を作った。人の命を創造するのは特別なことじゃない。DNAと脳みそさえあればいい」「でも私は子供を産めない」「ユリー、僕たちとは関係ない。愛してる」。2人、体を合わせる。
ピッカーズ、地図を見て触る。船長「ダメだ」「これの分析はいつまでかかるの?」「詳しいのは操縦だけだ」「死にそうな猫の鳴き声みたい」「こいつはスティーヴン・スティルスが持ってた。あんたひょっとしてロボットか?」「後で部屋に来て」。
ミルバーンとハイフィールド、ピンが林立しているところへ。水の中を何かが進む。「あ、何だ?」。水からナマズのようなものが頭を出す。「細長い爬虫類のような生き物発見。体長は80cmから1m。皮膚は透明」「2匹いる!」「いい子だ」。ナマズの頭、左右に開き、ミルバーンの手に食いつき、巻き付き、しめつける。やがて腕が折れる。「切り落とせ!」。切り口から酸が飛び散り、ハイフィールドのヘッドギアごと頭を溶かす。切り口から新たな頭ができ、ミルバーンのヘッドギアの中に入り込み、やがて口に入る。(また明日へ続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)