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ジョン・カーペンター監督『ジョン・カーペンターの要塞警察』その1

2014-11-20 18:23:00 | ノンジャンル
 今日の朝日新聞の朝刊にフランス映画社の倒産の記事が載っていました。川喜多かしこさんの長女・和子さんと柴田駿さんの協力のもと、多くの優れた映画を輸入した会社で、蓮實重彦先生が絶賛する映画もその中に多く含まれていました。なんとも残念なニュースです。

 さて、ジョン・カーペンター監督・脚本・音楽の’76年作品『ジョン・カーペンターの要塞警察』をスカパーのイマジカBSで見ました。
 “カリフォルニア州アンダーソン地区、ロサンゼルス・ゲットー、土曜日午前3時10分”の字幕。狭い通路を行く若者たちが、あらかじめ上から狙いを定めていたショットガンによって殺されます。「6人の若者が南ロス警察によって、射殺され、デビッドソン長官が少年犯罪の増加を訴え、銃も少年によって盗まれたと会見した」というラジオ報道がなされます。チョロら若者の4人組は復讐を誓い、血の誓いをします。
 “ロサンゼルス南部、土曜日午後4時50分”の字幕。新任のビショップ警部補は覆面パトカーで巡回をしていますが、上司から今夜は臨時の任務として、9分署の署長の代役で引越しの手伝いをするように言われます。
“カリフォルニア州、ロスクルーセス、午後5時11分”の字幕。刑務所長からウェルズと咳がひどいコーデルと、特別室に監禁されているウィルソンの護送をストーカーは頼まれます。ウィルソンにわざと暴行を働く刑務所長。タバコをねだるウィルソンに、どうせお前は死ぬんだと刑務所長は言います。
 “アンダーソン分署、午後5時32分”の字幕。南ロス警察に殺された6人の若者は“ストリート・サンダー”のメンバーであることが判明します。
 “午後5時32分”の字幕。父と少女を乗せた車。父は少女に、同居してくれるように母に言う言葉を暗唱させます。車で出動するチョロら4人組。
“午後5時49分”の字幕。アンダーソン分署に着いたビショップは、事務係のリーと電話係のジェリー(ともに女性)を紹介されます。15分おきに事件の通報があると嘆くゴードン分署長。
 “午後6時18分”の字幕。車からライフルの銃身を覗かせ、人々に照準を合わせるチョロの仲間。護送車の中でストーカーはウィルソンに「なぜ人を殺した?」と尋ねると、ウィルソンは「教会で、お前は異常で、人を殺すと言われたからだ」と答えます。コーデルの咳がひどくなり、ストーカーは最寄りのアンダーソン分署に寄ることにします。
 “午後6時41分”の字幕。父が公衆電話で妻に電話している間に、娘は移動車のアイスクリーム屋に行きますが、チョロにアイスクリーム屋とともに射殺されます。アイスクリーム屋の拳銃を持って、チョロの車を追う父。ストーカーはアンダーソン分署に着くと、事情をビショップに話し、独房に護送者を入れさせてもらいます。リーと目が合うウィルソン。
夜になり、4人組と父は車を停めて対決し、父はチョロを射殺した後、逃げ出し、アンダーソン分署に逃げ込みます。やがてアンダーソン分署付近の電話線が切られ、電気も落ち、外に出た分署長は射殺されます。消音装置の付いた銃で激しい銃撃を受ける分署。銃声が止み、ビショップが外を見ると、大勢の若者が移動しているのが見えます。やがて車を移動させながら、そこから、また銃撃を始める若者たち。ジェリーは娘の父を若者に渡せば襲撃が止むと言いますが、ビショップは保護を求めてきた人を警察は守る義務があると言います。そしてリーはウェルズとウィルソンの拘束を解き、そのことで侵入して来た若者たちを撃退することに成功します。分署に侵入を試みる若者たちと、銃撃でそれを次々と撃退するビショップ、ウィルソン、ウェルズ、リー。若者の侵入が止むと、ジェリーが射殺されていることに皆が気づきます。5分でパトカーが着くはずだと言うビショップに、5年間警察に勤めてきたリーは、多分パトカーは来ないだろうと言います。(明日へ続きます……)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/