ちょっとした挑戦~計画~

2006-10-19 08:14:29 | 土地さがし

進展を見ない土地探しですが、ちょっとトライしてみようと画策していることがあるので事前に計画を記録しておきます。
実はRタウンにK社(Rタウンの造成業者)が土地をまだまだ持っているんですが、希望に合う土地がなく、購入には至っていません。K社はあまり積極的に売るつもりはなく、今は更地で持っているだけの状態です。持っていて何を満足することがあるのかなぁと思うのですが、ペンペン草を生やして暖めてはります。合計25区画程度持ってらっしゃるでしょうか。その中にちょっとある交渉をしてみようかなという土地があるのです。それは1ブロックの端っこの土地で、ブロックの最南端です。ここをこれまでは度外視していました。その理由は、通常の業者なら2区画で売る土地を1区画として販売しているため、400㎡ものバカでかい土地になっているのです。ブルジョワ用物件なんです。だから“ブロックの最南端”という変な表現になったのです。それだけバカでかいともちろん値も張りますし、そこまで広大な土地は僕らには必要ありません。その半分でいいのです。東側は道路との高低差が大きいので、できれば西側半分。この土地の北側もバカでかい土地で売ってはるので家は建っていません。もしも西側半分が望みどおりになるならば、接道は南側と西側ですので、四方八方隣接する土地には家が建っていないというパラダイスにもなります。それがいいのか悪いのかは住んでみないことにはわからない面もありますがね。
さて、K社との交渉における策略を練っています。詳細は以下のとおりです。
目的
① バカでかい1区画の土地を分筆して、2区画(約200㎡/1区画)として売り出させる。
② 2区画のうち、西側の土地を購入する。
③ 購入する土地の単価は85,000円までとする(総予算で1,800万円までは許容)。
これらをすべて満たすことが目標です。②は①を実現できれば支障はないでしょう。問題は①です。これまで30年近くにわたり、ここの土地を分筆せずにのほほんと所有していた業者ですから、今さら分筆して売りに出すことに積極的になるとは思えません。現状維持でも痛くも痒くもないんですからね。また、③についても多少ハードルは高いかもしれません。この土地は8月に検討していた75坪で1,750万円(㎡単価70,000円程度)の土地の近所です。接道条件がよくなるとはいえ、85,000円は破格の部類に入るほどではないでしょうか。つまり少々なら高く買うというスタンスです。というのも、これくらいは考えておかないと、相手にできない業者(悪い意味でなく、のんびりしている・売り急ぐ理由がないということ)だと思っているからです。ただ、これについても最も難関の①がクリアできればの交渉になります。
さて、この目的を達するための僕が持っているカードは以下のとおりです。
① 熱意
いかにこの土地が僕にとって必要か、この土地を得られることにより生まれるメリットを切々と語ろうと考えています。最後には相手が気の毒とおもって土俵に乗ってくれる、つまり本社とかけあってくれるというところまで来ればまずは成功です。まず、相手を交渉の土俵に乗せなければなりません。実はこれが一番大変だったりするんですよね。
② 継続して所有することへの疑問
正直、相手がなぜこの土地を明確なビジョンもなく漫然と所有しているのかがわかりません。これを逆手にとって、継続所有することのデメリット(会社の体制・ビジョンが悪いと思われる、更地としての固定資産税がかかり続ける)を訴えながら、なぜ自分たちはこんな無意味な所有を継続しているのかという疑問を持たせる。この疑問を持ってくれれば、シメタ!です。
③ 分筆を負担
1区画を2区画に割るためには、土地家屋調査士の測量や司法書士の分筆登記が必要になります。これは所有者が負担することになるのですが、これを肩代わりするというカードも持っておこうということです。もちろん最初からは出しません。
④ 周辺の売買実例より高い単価設定
目的のところでも出しましたが、破格(僕なり)の売買単価を考えています。もちろん最初は周辺の事例に合わせてスタートです。ちなみに500m程度離れた場所に基準地があるのですが、ここの公示価格は66,600円です。

いささか心もとないですが、これだけです。最後は泣き落としですねぇ。
さて、この策略にともなう問題点を整理してみました。
①K社の意思
いきなり重いですが、これが最初で最大の問題です。“別にうちとして、無理して売る必要もないですしねぇ”とか言われたら元も子もないんですよね。1平民が“会社として営利を無視していていいんですか!”と叫んだところで、象に蟻が噛み付いたくらいの感覚でしょうね。さて、蟻がどこまでできるのか・・・。
②営業所との交渉
まず話に行くのは営業所です。その営業所の社員をやる気にさせなければなりません。水面に波をたてるには、石を投げなければならないですよね。風は期待できません。営業所の社員を口説き落とすことができなければ、波はたたないのです。社員のやる気にもよってきます。本社にさえ伝えてもらえないという可能性もあります。もしそうなれば、本社に直接かけあう覚悟は持っています。営業所の窓口になる社員が若かったらいいのになぁ。

こうやって文章にして整理してみると、ますます難関やなぁという印象しか持てません。はっきり言って自信なし!です。でも、一念発起、今週末、気合入れて営業所へ行ってきます。できるだけ早く結果をお伝えしますので、お楽しみに。
ふぅ~。疲れます。このブログの題名ですが『新築一戸建のための土地探し劇場』に改名してやろうかと最近考えています。
では。


祝 映画デビュー

2006-10-17 21:29:58 | 子育て
先週の土曜日は娘2人の記念すべき映画館デビューでした。1号はちょっと遅かった感があるのですが、映画館の大スクリーンと迫力満点の音響に目を丸くしてびっくりするかなと思っていたのですが、意外と落ち着き払っていて、それが少し残念ではありました。
鑑賞した作品は『アタゴオルは猫の森』です。原作はますむらひろしさんのマンガのような絵本だそうです。僕も映画を見るまでその存在すら知りませんでした。たまたま何某保険会社の特別招待という形で、無料で鑑賞させてもらえたため行っただけです。全編3D-CGで製作された贅沢な作品です。また、音楽監督として石井竜也氏が参加(最初のMCでは声優も)しています。余談ですが、石井竜也氏にとってカールスモーキーという芸名は邪魔なものになっているのでしょうね。映画に携わるようになってから一切使わないですし、僕らにとってはカールスモーキーこそ石井氏なので残念でなりません。
さて、娘1号はかしこちゃんなので映画を存分に楽しんだようです。映画が始まるまでは買ってやったポップコーンに夢中でしたが、いざ画面にたくさんの猫が現れてヤンヤヤンヤと始めるともう釘付けです。問題は娘2号でした。とても90分の映画をじっと座って見ていられるとは考えられません。だから多めにポップコーンを与え途中で退席も辞さずという覚悟で挑みました。ポップコーンを与えるなり画面をぼーっと眺めながら機械的にポップコーンを口へ運んではむしゃむしゃと味わっています。前宣ではころころと画面が変わるので面白いのか、1作品の紹介が終わるたびに“終わった・・・”と余韻をもった独り言をつぶやいています。本編が始まると“ネコちゃん・・・”とこれまた余韻たっぷりの独り言。僕ら夫婦はそれが面白くってクスクス笑ってばかりでした。ところが、本編が始まって10分も経たないうちにポップコーンを完食した2号が暴れ始めました。席の上に立ったり、背もたれからうしろを覗き込んだり。そろそろまわりへの迷惑が気になりだしたんで、拉致しようかと思った頃、突然席に座ったまま目をトロンとさせはじめたのです。これはチャンス!このままほっとけば安らかに眠りについてくれるかも。期待しながら様子をうかがっていると、グガーッと2号独特のちくのう寝息が聞こえてきました。映画の音響がガチャガチャとうるさいのにもめげず、見事に睡眠をむさぼり始めたのです。さすが半怪獣。自分のいびきでも起きないのだから、映画館の音響なんて蟻が歩くときの足音みたいなもんです。
おかげさまでゆっくりと映画を見る条件が整ったのですが、やはり子ども向けの映画なので退屈になり、僕も途中で寝てしまいました。嫁さんは自主退席して併設されている百貨店をゆっくり見て回っていたそうです。ですので今回の作品は映画雑記には含めません。
ちょっと怖いシーンもあったため、途中で半泣きになったようですが、娘1号は見事に映画を堪能したようです。よかったよかった。絶対に娘の映画館デビューは僕と一緒に行くんやって勝手に決めていたので、僕も満足です。
さてさて、今度は何の映画に連れて行こうかなぁ。こんなことを考えるのも親の楽しみです。
では。

土地探し、進まず・・・

2006-10-16 22:37:31 | 土地さがし

相変わらず嫁さんは、完成見学会に訪問したダイワハウスのモデルハウスにご執心で、コトあるごとに“あのダイワにしような~”と悪魔のささやきを続けています。でもまだ、僕はそんなささやきに口説き落とされるようなヤワではありません。頑なに拒みつづけています。極上の住み心地を、リーズナブルな値段で手に入れるために、日夜勉強です。って最近はあまり勉強できていないんですけど。
Rタウンの契約寸前までいった土地が売れてないという報告を先月にしましたが、ついにHPからその物件が消えました。四柱推命で年が変わる2月まで残っていれば・・・ウッシッシとほくそえんでいたのですが、定例のHPチェックでついに物件がなくなっていることを発見してしまったのです。この瞬間の絶望は筆舌に尽くしがたいものがあります。すっごく面白い映画を録画しておいたのに最後の30分が予約ミスで撮れてない(これ、よくやるんですよね)ときの絶望に似ています。コーヒーを飲もうとお湯を沸かしたのにドリップコーヒーが切れている(これもたまにやります)ときの絶望にも似ています。やきとり屋で焼酎のロックを頼んだのに、出てきたのが氷無しの焼酎とブルーススプリングスティーンのレコードだった(こんなことはありません)ときの絶望にも・・・・えっと。。。何の話でしたっけ?とにかく!Rタウンの気に入っていた土地はなくなりました。なくなったものをとやかく言っても仕方ありません。そういえば先日Kタウンにスウェーデンハウスの構造見学に行ったときに、大津市が建築条件なしで出していた土地(南西角地、約250㎡、ちょっと高いので悩んでいたらなくなりました)にある不動産会社ののぼりが立っていました。ひょっとしたら何かの事情で転売もしくは仲介を依頼されたのかと思い、念のために電話してみました。すると・・・なんとこの土地を2つに分筆して、その不動産会社の建築条件をつけて売っているという回答でした。建物込みで一区画2,850万です。なんちゅーことするんや!ただでさえ周辺住民はハウスメーカー以外の家が建てば、街並みが乱れるというか街の値打ちが落ちると思ってる(らしいです)のに、そんなにちっちゃい土地にちっちゃい家(この地域ではということです)を建てたら、プライドの高い周辺住民は黙ってへんで!ってまぁ、そんなことはどうでもいいんです。黙ってようと黙ってまいと僕ら貧民には関係ない話ですから。つまり、当初からそのような売り方を目的に業者が買った土地だったんですね。問い合わせるだけくたびれ損でした。あぁ、土地がなくても家が建たないかな。例えば銀河鉄道999に出てきた惑星で、地上2m以上は無重力空間で、家はその無重力空間にフワフワと浮いて・・・はい。そんな非現実的なことを言うのはやめます。行数の無駄?おっしゃるとおりです。すみません。Rタウンにもそれ以外の物件がないわけではないです。いくつかは検討に値するものはありますが、購入まで踏み切ることはできません。なので、それらが売れないように心配しつつ、保険として考えている程度です。やがてこの保険を本命として考えなければならなくなることが来ないことを祈りながら、なんや今日はネタばかり書いててさっぱり内容のない文章になってしまったことを反省しながら、ここに筆を置かせていただきます。コトッ。
では。


映画雑記8

2006-10-15 22:17:33 | 映画

映画覚書第8弾です。
ジャーン。昨日見たジョニーデップの『シークレットウィンドウ』です。どこから書き始めればいいのか迷ってしまうのですが、ネタバレを恐れずに書くと二重人格ものです。そしてこれで説明の80%は終わってしまいます。つまり、小説を盗作したと認めるよう迫る人物だの殺人事件が起こっただの妻との離婚届にサインしないだのいくつものトラブルがジョニーデップのまわりに起こりますが、すべては二重人格のもうひとりの自分がやっていることで片付いてしまうのです。途中までは期待していたのです。きっとこっちを驚かせるようなカラクリが用意されていて、見ている僕は愕然とさせられるんだろうなぁ、ワクワクって具合です。でも、だんだん気付いてくるのです。ひょっとして、ひょっとするとこれは二重人格モノじゃないかって。大胆に行動するが主人公以外には姿を見せない神出鬼没の犯人、素人が考えてももっと有効な手段があるのにその手段を取らない主人公。それがだんだんと確信に変わってくると同時に、失望感が大きくなりました。
映画の冒頭をストーリーのキーとなるシーンで始めるってパターンは多いです。この映画も冒頭に3分程度のシーンがあり、そこにヒントが埋められているわけですが、あまりにわかりやすいため鈍感な僕にまでバレてしまいました。また、この手法は冒頭のシーンに本編が進むまで(又は冒頭のシーンがストーリーに関係してくるまで)作品にのめり込むため、冒頭のシーンを忘れていて初めて“あぁ!ここで出てくるんや”とある種の感動をおぼえたりするのですが、この映画ではのめり込み度が低かったため、冒頭のシーンの意味を考える余裕があり、その結果ストーリーが読めてしまうのです。
映画の上映時間の3/4を費やして伏線を張り巡らせて、結局二重人格でしたとかお化けの仕業でしたってオチは僕的には許されません。二重人格モノでもこれまでのアプローチとは違う方法で映画にすることはできないのかなと思います。身の回りで不思議な出来事が起こって、なんでや!なんでなんや!!って散々転がりまわって調べた挙句、すんません自分でやってましたって、考えてみればこっけいですよね。
二重人格モノってどうしても『サイコ』の二番煎じに感じられるんですよね。実際、サイコを超える作品は出てきてないのではないかと。さすがヒッチコックです。サイコはやはりサイコスリラーものでは最高ですよね。あ。。。やってしもた。
というわけで、鑑賞後の感想としては“無駄な時間を過ごしてしもたな”です。ジョニーデップ主演映画なのにさほど話題にならなかったわけがよくわかります。まだ『ナインスゲート』の方が許せる駄作度です。いやー、やられちゃいました。
では。


羊毛をぎゅうぎゅう

2006-10-14 01:23:53 | 家のこと(土地決定まで)
体育の日に行ってきました。スウェーデンハウスの構造見学。今さら2×4(厳密にはサイズが違いますが)!?ですが、先日訪れた住宅展示場で以前からどんな家なのか知りたかったので入ってみました。そこで見たグラスウールのギュウギュウ詰がおもしろくて、施工中の家も見てみたかったのです。それだけの理由です。僕ひとりのためにわざわざ現場へ来てくれた営業マンに感謝しています。
30坪強のこじんまりした家で、40代の夫婦2人で住まわれるそうです。養生してある床を気にしながら奥へと進みます。いわゆる構造部分は完全に工場で生産されていますので、現場で見れるのはプラスターボードですが、コンセント等の配管のためにところどころに穴があいています。ここからじっくりと、得意としている携帯電話のカメラのライトを使って覗き見です。おーおー詰まってる詰まってる。グラスウールがぎっしりです。羊毛を着てますね。笑えるくらい詰まっています。玄関建具のまわりにも隙間を埋めるためにグラスウールがぎゅうぎゅう詰まっています。グラスウールが落ちないために約100㎜の内壁と外壁の空間にそれ以上の断熱材を詰め込むんですね。床下のグラスウールは240㎜!もあるとのことでした。エアコンは外壁に穴を開けることを避けるため、間仕切りについています。室外機はいったん床下へ出て、基礎を通った外側に設置するそうです。機密性を落とさないためですね。サッシは断熱性を考慮してすべて木製です。こだわってますよね。完成後、全棟の気密測定をして、C値が2を切る場合は建て直します!と鼻息も荒くおっしゃってました。なかなかの覚悟ですね。今までC値が2を切れなかった例があるか聞いたのですが、予想通り“ない”という答えが返ってきました。換気は第1種換気(松下製)ですので、少々機密性が低くても計画換気は可能なのでしょう。
スウェーデンハウスは名前のとおりスウェーデンで育まれた技術の結晶です。なので冬の寒さには何の問題もなくその性能を発揮してくれるのでしょう。問題はやはり夏ですね。外断熱住宅でも同じことが言えると思うのですが、夏の暑さ・湿気をどのように処理するかが最大の問題ですよね。これについて、やはり質問してみました。案の定、わかったようなわからないような回答でした。突き詰めると“高気密・高断熱なので冷房もよく効くし、小さなエネルギーで最大限の効果を得られる”ということです。湿度についてはエアコンのドライ運転で対応するとのことですが、この家の仕様にこの対応で壁体内結露も防げるのかどうか僕にはわかりません。夏の過ごし方についての質問をするといつも思うのですが、僕が勉強不足なためにもう一歩突っ込んだ議論というか質問ができないんです。冬は空気が乾燥し、日常生活で発生する空気中の水分は乾燥した外気を取り込む(その後暖める)ことで解決する、というのは何となくわかります。もちろんそれだけではないのですが。でも夏は外気も湿度80%を超えることなんてざらなんですよね。積極的に外気を取り入れることは、湿気を取り入れることになりますよね。第1種換気を採用されているので、その点は心配要らないのかも知れません。ただ、第3種換気の外断熱住宅の場合はやはりどうかなという感じです。そこでエアコンのドライ運転が登場するのですが、果たしてエアコンのドライでどこまで湿度を下げられるのか、それは家の仕様によって十分であったりなかったり・・・。自分の頭の悪さが恨めしくなります。この手のことは色々調べてはいるのですが、どうしても理解できません。これからもっとがんばらなくてはならないですねー。
最後に、建物のみの値段を聞いてみました。約2,200万円なり。ヒェーッ。もちろんいい家だからこそこの値段なんでしょうが、30坪強がこの値段とは・・・。42坪程度を希望している僕からはちょっと手が出ない値段です。もちろん坪数が増えると単価は安くなるとは推測できますが、この家には僕の希望する小屋裏もないし、吹き抜けもちっちゃいのにこの値段です。最初から買う気で行ってるわけではないのでショックはありませんが・・・高すぎます。
やっぱりこだわられているハウスメーカーでは、このくらいは避けられないのでしょうかねぇ。
では。