進展を見ない土地探しですが、ちょっとトライしてみようと画策していることがあるので事前に計画を記録しておきます。
実はRタウンにK社(Rタウンの造成業者)が土地をまだまだ持っているんですが、希望に合う土地がなく、購入には至っていません。K社はあまり積極的に売るつもりはなく、今は更地で持っているだけの状態です。持っていて何を満足することがあるのかなぁと思うのですが、ペンペン草を生やして暖めてはります。合計25区画程度持ってらっしゃるでしょうか。その中にちょっとある交渉をしてみようかなという土地があるのです。それは1ブロックの端っこの土地で、ブロックの最南端です。ここをこれまでは度外視していました。その理由は、通常の業者なら2区画で売る土地を1区画として販売しているため、400㎡ものバカでかい土地になっているのです。ブルジョワ用物件なんです。だから“ブロックの最南端”という変な表現になったのです。それだけバカでかいともちろん値も張りますし、そこまで広大な土地は僕らには必要ありません。その半分でいいのです。東側は道路との高低差が大きいので、できれば西側半分。この土地の北側もバカでかい土地で売ってはるので家は建っていません。もしも西側半分が望みどおりになるならば、接道は南側と西側ですので、四方八方隣接する土地には家が建っていないというパラダイスにもなります。それがいいのか悪いのかは住んでみないことにはわからない面もありますがね。
さて、K社との交渉における策略を練っています。詳細は以下のとおりです。
目的
① バカでかい1区画の土地を分筆して、2区画(約200㎡/1区画)として売り出させる。
② 2区画のうち、西側の土地を購入する。
③ 購入する土地の単価は85,000円までとする(総予算で1,800万円までは許容)。
これらをすべて満たすことが目標です。②は①を実現できれば支障はないでしょう。問題は①です。これまで30年近くにわたり、ここの土地を分筆せずにのほほんと所有していた業者ですから、今さら分筆して売りに出すことに積極的になるとは思えません。現状維持でも痛くも痒くもないんですからね。また、③についても多少ハードルは高いかもしれません。この土地は8月に検討していた75坪で1,750万円(㎡単価70,000円程度)の土地の近所です。接道条件がよくなるとはいえ、85,000円は破格の部類に入るほどではないでしょうか。つまり少々なら高く買うというスタンスです。というのも、これくらいは考えておかないと、相手にできない業者(悪い意味でなく、のんびりしている・売り急ぐ理由がないということ)だと思っているからです。ただ、これについても最も難関の①がクリアできればの交渉になります。
さて、この目的を達するための僕が持っているカードは以下のとおりです。
① 熱意
いかにこの土地が僕にとって必要か、この土地を得られることにより生まれるメリットを切々と語ろうと考えています。最後には相手が気の毒とおもって土俵に乗ってくれる、つまり本社とかけあってくれるというところまで来ればまずは成功です。まず、相手を交渉の土俵に乗せなければなりません。実はこれが一番大変だったりするんですよね。
② 継続して所有することへの疑問
正直、相手がなぜこの土地を明確なビジョンもなく漫然と所有しているのかがわかりません。これを逆手にとって、継続所有することのデメリット(会社の体制・ビジョンが悪いと思われる、更地としての固定資産税がかかり続ける)を訴えながら、なぜ自分たちはこんな無意味な所有を継続しているのかという疑問を持たせる。この疑問を持ってくれれば、シメタ!です。
③ 分筆を負担
1区画を2区画に割るためには、土地家屋調査士の測量や司法書士の分筆登記が必要になります。これは所有者が負担することになるのですが、これを肩代わりするというカードも持っておこうということです。もちろん最初からは出しません。
④ 周辺の売買実例より高い単価設定
目的のところでも出しましたが、破格(僕なり)の売買単価を考えています。もちろん最初は周辺の事例に合わせてスタートです。ちなみに500m程度離れた場所に基準地があるのですが、ここの公示価格は66,600円です。
いささか心もとないですが、これだけです。最後は泣き落としですねぇ。
さて、この策略にともなう問題点を整理してみました。
①K社の意思
いきなり重いですが、これが最初で最大の問題です。“別にうちとして、無理して売る必要もないですしねぇ”とか言われたら元も子もないんですよね。1平民が“会社として営利を無視していていいんですか!”と叫んだところで、象に蟻が噛み付いたくらいの感覚でしょうね。さて、蟻がどこまでできるのか・・・。
②営業所との交渉
まず話に行くのは営業所です。その営業所の社員をやる気にさせなければなりません。水面に波をたてるには、石を投げなければならないですよね。風は期待できません。営業所の社員を口説き落とすことができなければ、波はたたないのです。社員のやる気にもよってきます。本社にさえ伝えてもらえないという可能性もあります。もしそうなれば、本社に直接かけあう覚悟は持っています。営業所の窓口になる社員が若かったらいいのになぁ。
こうやって文章にして整理してみると、ますます難関やなぁという印象しか持てません。はっきり言って自信なし!です。でも、一念発起、今週末、気合入れて営業所へ行ってきます。できるだけ早く結果をお伝えしますので、お楽しみに。
ふぅ~。疲れます。このブログの題名ですが『新築一戸建のための土地探し劇場』に改名してやろうかと最近考えています。
では。