祝 映画デビュー

2006-10-17 21:29:58 | 子育て
先週の土曜日は娘2人の記念すべき映画館デビューでした。1号はちょっと遅かった感があるのですが、映画館の大スクリーンと迫力満点の音響に目を丸くしてびっくりするかなと思っていたのですが、意外と落ち着き払っていて、それが少し残念ではありました。
鑑賞した作品は『アタゴオルは猫の森』です。原作はますむらひろしさんのマンガのような絵本だそうです。僕も映画を見るまでその存在すら知りませんでした。たまたま何某保険会社の特別招待という形で、無料で鑑賞させてもらえたため行っただけです。全編3D-CGで製作された贅沢な作品です。また、音楽監督として石井竜也氏が参加(最初のMCでは声優も)しています。余談ですが、石井竜也氏にとってカールスモーキーという芸名は邪魔なものになっているのでしょうね。映画に携わるようになってから一切使わないですし、僕らにとってはカールスモーキーこそ石井氏なので残念でなりません。
さて、娘1号はかしこちゃんなので映画を存分に楽しんだようです。映画が始まるまでは買ってやったポップコーンに夢中でしたが、いざ画面にたくさんの猫が現れてヤンヤヤンヤと始めるともう釘付けです。問題は娘2号でした。とても90分の映画をじっと座って見ていられるとは考えられません。だから多めにポップコーンを与え途中で退席も辞さずという覚悟で挑みました。ポップコーンを与えるなり画面をぼーっと眺めながら機械的にポップコーンを口へ運んではむしゃむしゃと味わっています。前宣ではころころと画面が変わるので面白いのか、1作品の紹介が終わるたびに“終わった・・・”と余韻をもった独り言をつぶやいています。本編が始まると“ネコちゃん・・・”とこれまた余韻たっぷりの独り言。僕ら夫婦はそれが面白くってクスクス笑ってばかりでした。ところが、本編が始まって10分も経たないうちにポップコーンを完食した2号が暴れ始めました。席の上に立ったり、背もたれからうしろを覗き込んだり。そろそろまわりへの迷惑が気になりだしたんで、拉致しようかと思った頃、突然席に座ったまま目をトロンとさせはじめたのです。これはチャンス!このままほっとけば安らかに眠りについてくれるかも。期待しながら様子をうかがっていると、グガーッと2号独特のちくのう寝息が聞こえてきました。映画の音響がガチャガチャとうるさいのにもめげず、見事に睡眠をむさぼり始めたのです。さすが半怪獣。自分のいびきでも起きないのだから、映画館の音響なんて蟻が歩くときの足音みたいなもんです。
おかげさまでゆっくりと映画を見る条件が整ったのですが、やはり子ども向けの映画なので退屈になり、僕も途中で寝てしまいました。嫁さんは自主退席して併設されている百貨店をゆっくり見て回っていたそうです。ですので今回の作品は映画雑記には含めません。
ちょっと怖いシーンもあったため、途中で半泣きになったようですが、娘1号は見事に映画を堪能したようです。よかったよかった。絶対に娘の映画館デビューは僕と一緒に行くんやって勝手に決めていたので、僕も満足です。
さてさて、今度は何の映画に連れて行こうかなぁ。こんなことを考えるのも親の楽しみです。
では。