足の早い家

2009-01-09 23:17:09 | 空気環境
足の速い家、じゃないですよ。
家は走りません。
そこんとこヨロシコ。

mercy邸は足が早いんです。

足が早い
食物などが腐るのが早いこと(出典:家にあった国語辞典)

正月に実家に帰ったとき、鍋料理でした。
田舎ですので、こんなに食えるか!と突っ込みたくなるくらいに、
野菜や肉を用意しておいてくれました。
で、案の定、たくさん残っちゃったんですね。
うちではこんなに食べれへんから、と母親が帰りに食材を持たせてくれたのです。
でも、我が家も鍋続きで、そんなに食べられません。
なので、2~3日、残しておこうと嫁さんに提案したのですが、
“あかんあかん。うちの家、すぐに食べ物腐るよ”とのことだったのです。
そうなんです。
全館暖房しているこの時期、生鮮食物をしばらくの間でも保存しておける場所がないのです。
納戸もトイレもクローゼットも玄関も、室内ではどこもかしこも保存に適した場所がありません。
“なら、洗面室の点検口を開けて、床下に置いといたら?”
と言うと、
“あかんのよ。床下もあったかいの”
だそうです。
そうでした、そうでした。
イサットハウスは家中を魔法瓶のようにすっぽりと断熱材で覆い、
基礎周りにも断熱材を施工して、
床下も室内とみなし、室内と同じような空気環境を実現する、
ってのがキャッチコピーにありましたっけ。
そうすることにより、基礎コンクリートが結露してカビが発生することを抑える、
さらには、コンクリートからの輻射熱を抑え、
床下の温度も外気からの影響を最小限にして、室内の空気環境をより快適なものにする、
ってのもキャッチコピーにありましたな。

おっと、危うくイサットハウスの宣伝マンになってしまうところでしたが、
実際にこれらのキャッチコピーが実現できているのは確かです。
こういうことを施主が断熱だ、気密だとがんばらなくとも、
イサットハウスに頼めば、漏れなくついてくるところがスゴいところだと思います。
ちなみに・・・・

1月6日の深夜に撮影しました。
温湿度計を設置してから点検口のフタを閉めて2時間以上が経過しています。
にもかかわらず17.3℃を表示しています。
さすがに室内の温度と比較すると3~4℃低くなっていますが、
床下でこれだけの温度をキープできるのはすごいことだと思います。

と、えらい話がそれてしまいましたが、
床下まで快適環境になっちゃってるので、
野菜や果物を数日の間保存しておけるスペースがないのです。
いや、ないというのはウソですな。
冷蔵庫の野菜室に限られるのです。

究極を言えば、室外に設置した物置。
こちらには保存できるでしょう。
でも、タイヤやほうきやカブトムシのエサなんかが入った物置に、
リンゴやニンジンを入れるのは・・・ちょっとねぇ。。。

結論。
全館空調を採用している家では、生鮮食物の保存場所がない。
室内温度のボーダレスは、生鮮食物保存のスペースレスを招く。
良くも悪くも高性能住宅です。
では。