土地の購入から学んだこと

2006-08-09 22:01:24 | 土地さがし

それにしても、今回の土地の件では色々と勉強しました。
裏話ですが、実は最初に登記簿を確認しておこうと思って不動産登記を上げたのですが、地番を勘違いしていて隣の登記簿を上げてしまったのです。1000円の損失です。慌てて正しい地番で申請しなおし、売買する土地の登記簿を手に入れたわけですが、この間違って入手してしまった隣の登記簿の甲区の先頭に“ため池 9147㎡”という記載があったのです。え!?ため池?そんな話聞いてない。隣の土地が9千㎡のため池なら僕が買おうとしている土地もため池だったに違いないですよね。30年前の話ですが、それでも元々ため池だったというのはのっぴきならない話です。ただ、昔の登記なのでほんとにそこがため池だったかとかは一概に信じられることでもありません。なので、造成業者である京阪に確認してみました。京阪いわく“その土地の前にある公園がため池で、おっしゃる土地はため池ではありませんでした。ただし、それことを証明できる資料は30年以上前のことなので、捨ててしまってありません。当時の工事担当に確認したところ、ため池があった場合は土入れして造成しています。”とのこと。微妙。。。仲介の不動産会社にも確認してもわからず、結局ため池でなかったということは証明できませんでした。住宅街の最初の家が建築されてから30年経過して地盤沈下やら起きていないので、恐らく平時にはなんの問題もないでしょう。やっぱり気になるのは地震です。ビワコオオナマズが暴れたときにどれくらいの耐震力が地盤にあるのか、それが問題です。ただ、このことは土地をあきらめる決定的な項目にはしませんでした。疑いがあるのは確かなので、地震への不安と暮らしていかなければならないのですが。
それと、今回の土地は市道に接しているのですが、もちろん側溝があります。近所のどの家庭を見ても側溝から家への乗り入れに鉄のグレーチングが利用されているのです。銀色の鉄格子のやつです。僕らは厚さ数センチのコンクリートの蓋を使いたいのですが、側溝がコンクリートを使用できる形状になっていないのです。市に確認すると、側溝の工事をしてコンクリートの溝蓋を使用できるように形状を変更しなければならない、その費用は個人が負担しなければならないということでした。参考程度にいくらくらいかかるかを聞いてみたところ40万円!だそうです。もちろん高めに見積もられているとは思うのですが、そんなお金は沸いてでるわけではないのでねぇ。。。困ったものです。鉄のグレーチングは堅い言い方をすると違反になるらしいです。初めて知りました。はっきり言えるのは、そこまでできる金銭的な余裕は僕らにはありません。なので、鉄のグレーチングで対応することになるでしょうね。
このように土地を買うためには、後悔しないためには、とんでもなくその土地はもちろん周辺土地まで調べなければならないんだなぁとため息です。たまたま間違えた隣の土地の登記にため池ってのがあって、これはおそらく買おうとしている土地の重要説明事項には当たらないんでしょうね。でも不動産屋に確認したときに、どうもそのことを知っていたっぽくて、それなら情報のひとつとして購入者の耳に入れておくのが筋道だと思うのですが。また、グレーチングについて質問したときも、溝の掃除ができないから鉄のグレーチングじゃないといけないという旨の回答でしたが、めちゃめちゃ適当な回答やん!調べてみたらぜんぜん違うし。なので、男前兄ちゃんのことはまったく信用しなくなりました。次に会ったときには怒ります。しっかりした男なのかなと思っていたのですが、調子がいいだけの男だったのかも知れません。見る目がないですね、僕は。土地を購入する意思があるかどうかを確認するときに“僕らも遊びでやってるわけじゃないんで、紙切れなんですが担保が欲しいんです”ってかましやがったくせに、いい加減な対応しやがって。頭にきます。
きっと他にも気付いてないことがあるんでしょうね。盆は不動産屋が休みなので、現場をまわって確認しておきます。

では。