かわいそうでかわいい人

2006-08-17 22:36:10 | 家族
うちの息子はかわいそうな人です。
3人目の悲哀か、僕からほとんど無視されています。というか娘1号2号の相手をすることに忙しくって、とても息子まで手がまわりません。休みの日は必ずといっていいほど遊びに出かけるのですが(といっても近場です)、いつも娘2人と僕の3人で出かけ、息子は嫁さんと一緒に留守番です。先日も大地工務店さんの主催されたバーベキューに施主でもないのにずうずうしくも参加したのですが、それももちろん3人です。
家の中で遊ぶときも3人で遊びます。昨日は3人で踊りながら歌いながらぐるぐる輪になって回りました。娘2人は大喜びです。その楽しそうなところに息子は寄ってきます。案の定、娘2号の足で手を踏まれて泣いていました。でもひとしきり泣くと手を踏まれたことも忘れてまたやってきます。最近はハイハイが上手にできるようになってきたので厄介です。スピードもだんだん上がってきました。亀の全力疾走くらいには匹敵するでしょう。
保育園へお迎えに行かないときは、僕が家に帰ると娘1号の機嫌がよければ僕の着替えの横でぺちゃくちゃしゃべりにやってきます。それにくっついて娘2号がなにやらわけのわからない言葉を叫びながらやってきます。2歳になったくせにまだちゃんとしゃべれないので、何を言ってるかよくわかりません。でも一生懸命に叫んでいます。娘2号がひとしきり叫び終わる頃に真打登場です。障害物をよけながら息子がハイハイでやってきて『かまって光線(嫁さん命名)』を発します。ほんと、僕の目をじっと見つめてかまってほしいオーラが出ています。ちょっとかまってやれば大喜び。フッ、単純なやつめ。これで満足したやろ。とまぁ、続々とこどもが入ってくるものですから見ていて笑えます。
近頃、息子がカルガモの赤ちゃんに思えて仕方ありません。動く人に一生懸命ついていくんです。嫁さんが座ってて僕が立ち上がったらめざとくそれを見つけ、ハイハイついてきます。僕はついてきてることを気にせずに歩くものですから、用事が済んだ頃に息子は追いつきます。用事を済ませた僕は嫁さんのところへ行きます。すると息子はまたバタバタと手足を動かしながらついてきます。そんな子って珍しくないと思うのですが、なんであいつらはついてくるんでしょうね。大人についていったら何か楽しいことがあると思っているのでしょうか。それとも獣時代の習性の名残なのでしょうか。とにかくその目的がさっぱりわからないんです。自分が寝ているとき以外は毎回ついてきますが、ついていって楽しい思いをしたことはほとんどないでしょう。ついていくことが目的なんでしょうかね。パソコンは目的ではなくツールであるといいますが、まさしくパソコンを触るということが目的化しているのと同じですねぇ。
と、面白おかしく書いていますが、子どもは宝です。世界で2番目にかわいいです。え?一番かわいいのはって?もちろん・・・自分です。なんちゃって。
では。