”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

風邪をひくと思い出す。

2012年03月10日 21時20分03秒 | 日記
風邪をひくと思い出すのは、かつて職場のすぐ近くにあった内科診療所ののことである。

職場の近くであったので、便利だったせいもあるが、

受付は、小さな窓枠の昔風のスタイル、
「どうされました?」とおばちゃんの受付嬢に聞かれる。
「風邪みたいなんですけど、、、」とボクが応える。
すると、診察室の方に振り返り、「風邪ですとーっ!」と叫ぶ。
看護婦らしき人の声で、「はーい。」と返事がかえされる。

受付を過ぎて診察室に入り、老先生の前に座って問診。
あらためて症状を聞かれる。
「どういう具合ですか?」
「鼻がつまり、咳が出て、のどが痛みます。」
一応、口を開けて見せるのだが、見たのか見ないのか判らない挙動のあとに
「風邪ですね。注射と薬を出しておきます。」との気のない返事。
しかし、このとき既にボクの視界には、
うすら笑みを浮かべた看護婦のおばさん(お姉さんではない。)が注射器を手にもち、まさに打たんかなの用意周到な姿が、、、、

そう、老先生の問診の結果なんてどうでもいいくらいに、既に受付で「風邪みたい」と告げられた時から用意されていたのだ。

風邪だって、人によっては症状がそれぞれ違う。
しかし、そこで処方された薬を友人と見せ合うとすべて同じ。
なんといい加減なことか、、、、、

今から20数年前のことだと思うが、
母親から聞くところによれば、入院してた身内がここで亡くなったという縁起のよくない診療所だったらしいのだが、
今では、代替わりをし、建物も建て替えられ、繁盛しているようだ、

ちなみに、ボクはそこに相変わらず通っているが、まだ命を落としてはいない・・・・・・



2 コメント

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Unknown (ハイエナ)
2012-03-11 09:44:53
かつて私の職場の某同僚が急病で倒れたときに虫の息であそこの診療所だけには運ばないでくれと念を押されたのを思い出す。
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Unknown (まーしー)
2012-03-11 11:46:57
そんな話も聞いたこともありますね。でも、今は代替わりしたのでいいですよ。なんてったって、わが妻も受診しましたから、、、、
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