”ばっきん”のブログ

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函館の生活保護① 保護率にみる現状

2011年03月03日 22時36分22秒 | 生活保護
今回から、何回になるのかわからないが、私なりに保護率が高い函館市の現状について、考察してみたいと考えた。
この項目においては、生活保護の善悪を述べようとしているわけではない。
ただ、思うままにいろいろな側面から考えていく材料を提供させていただく。

まず、1回目は、保護率の現状である。
保護率とは、人口1,000人あたりの生活保護受給者の人数を示す値で
パーミル(‰)という普段聞かれない単位で示されるものである。

この保護率において、函館市は北海道内の自治体ではずば抜けて高いのである。
ちなみに、2010年12月現在では、保護率 受給者数はそれぞれ

1位 釧路市   53.0‰ 9,813人

2位 三笠市   44.7‰ 469人

3位 函館市   44.5‰ 12,551人

4位 歌志内市  43.6‰ 197人 

5位 小樽市   40.7‰ 5,423人

6位 旭川市   37.6‰ 13,282人

7位 室蘭市   37.2‰ 3,529人 

8位 赤平市   36.1‰ 459人

9位 札幌市   34.6‰ 65,614人 

10位 美唄市   31.6‰ 832人

11位 苫小牧市  29.9‰ 5,197人

12位 帯広市   29.9‰ 4,990人

22位 北斗市   17.1‰ 843人

24位 北見市   15.8‰ 1,978人

である。(下線は、何かと比較される主要8市)
この結果から、何がわかるかというと何もわからない。
保護率は単なる指標であり、これが高いからといって貧しい人が多いとかが
わかるわけでない。
そもそも、これを競う方がおかしいのであり、三笠を抜いて2位になったからといって卑屈になるべきでもないと私は思う。
ましてや、人口である分母が減少するとそれだけで保護率は上がることになるのだから仕方がない。
しかし、函館には何か特徴的なことがあるのでは?と今後考察していくことは、決して無駄ではないと思っている。

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