”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

紅葉はやっぱり香雪園かもしれないが

2010年11月08日 03時39分29秒 | 地域
函館の名勝・香雪園は,紅葉の名所として名高い,1週間前はいまひとつだったが,昨日はまさに真っ赤っか。



家族連れやカップルも多く,駐車場は待ち行列が出来ていた。
夜間のライトアップは14日まであるとのことだが,やはり陽のあるうちの景色が一番と思う。
茶室から眺める景色も一興,いろいろ楽しめる。




ところで,今でこそ日本庭園としての誉れも高いが,幼少期湯の川地区で過ごした私としてはちょっと違う感慨を持っている。
まず,現在は住宅地に隣接している公園だが,50年近く前は,付近は畑か雑草地であり,今のように手入れも万全ではなかった。
呼び名も,香雪園や見晴公園ではなく,”キュウシメチ”=岩船呉服店の屋号である久〆一(きゅうしめいち)であった。

小学校の遠足やそりすべりの場所としてしか覚えはない。
公式的な沿革としては,市に無償貸与ののち,市が買収となっているが,私の記憶にある大人たちの会話は,没落商家としての岩船家であった。岩船は市の世話になったという揶揄を幾度となく聞いた覚えがある。真偽はわからないが,明らかに負のイメージしかないのが,私の香雪園観である。

函館のブルジョワのなれの果て,贅沢三昧の証・・・・・そういう感覚で見てしまうので,凄くきれいな紅葉も素直には肯定できないところがあるのである。

まあ,その結果多くの人が現在楽しんでいるのだから文句も言えないだろうし,今後も維持してもらいたいと思う。
でも,はっきり言って,今も昔も子供が行って楽しいところではないことは事実だ。

ちなみに,今年の私は,個人的に幸せな気分に浸れたので満足である。


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