”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

西尾市長の函館市年賀会での挨拶から

2011年01月07日 07時35分07秒 | 政治
西尾函館市長の1月6日開催の函館市年賀会年頭あいさつの一部を紹介したい。


 地方自治の究極の目的は,「住民福祉の向上」と「地域の振興発展」
の2つにあります。
 それは,「今,ここに住む人々の幸せ」であり,また,「将来の子や
孫たちの幸せ」の実現をめざす運動にほかなりません。
 また,そのためには,まちづくりの活動を担う団体や企業の「人づく
り」こそが第一に大切であると考え,「若い人を育てよう」ということ
を合言葉にして,市政に臨んでまいりました。

 そして,今,大きな「夢」を皆さんとともに掲げたいと思います。
 5年後・10年後のふるさと・函館。それはたくさんの人材と価値の
光によって,日本はもとより,「極東アジア」に輝くことが出来る,小
さな世界都市であってほしいと願うものです。
・ギラギラしない,それでいて人々の心を癒し・人々がうらやむような,
 落ち着いたたたずまいと風格のある観光のまち
・そして,旧ドック跡地にできる「国際水産・海洋総合研究センター」
 を中心として,研究者や研究機関が集まり,その周りに水産業や食品
 産業が集積する,水産・海洋の世界的な研究と産業のまち
・さらに,未来大学に設置される医学部は,地域のたくさんのお医者さ
 んや医療機関が連携して,地域がつくる医学部となっているかも知れ
 ません。
 ITと結合しながら,全人教育によって,心のこもった腕の良い臨床
 医を養成し,道南や北東北の高度医療や保健・福祉を担う人材供給の
 拠点のまちとなってほしいと願うものです。

 函館には,たくさんの夢と,夢を実現できる可能性があります。
 なぜなら,この函館には,お集まりの皆様をはじめ,あらゆる分野で
地域のために汗を流し,尽力されている方々が,たくさんおられるから
であります。
 私たちは,この出会いを大切にしながら,「殖産興業の心」をもって,
力をあわせて,前に進んでいこうではありませんか。

 結びに,一昨年,開港150周年を迎えた「歴史と文化のまち・函館」
にふさわしいひとつのエピソードを紹介させていただきます。
 1859年の開国以来,幕末から明治にかけて,多くの外国人がこの
東洋の果ての国・日本を訪れましたが,彼らは一様に,当時の日本のこ
とを,
・「妖精の棲む小さくて,かわいらしい不思議の国」
・「道行く人々は,他人の子も自分の子のようにかわいがり,いつもニ
 コニコと笑っている“礼節の民”の国」 と称賛する記録を残してお
 ります。
 そして,この函館についても記録があります。
 1859年に函館を訪れた英国人は,
・「健康と満足は男女と子どもの顔に書いてある」と,函館の印象を記
 しています。

 151年の時をタイム・スリップして,今日の函館もそのような「人
々の健康と幸せのまち」でありたいと願いながら,市政に対しまして,
引き続き,皆様の温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申しあげ,
また,この1年が皆様にとって幸多い年となりますことを心からお祈り
し,年頭のご挨拶といたします。


真に未来に目を向けた政策なら、今存在する私たちは、苦しくとも
そのいしずえになろうではないかと感ずる次第である。



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