”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

軽自動車の白ナンバーはオススメできない。

2020年01月23日 13時35分07秒 | 主張
みなさん,最近軽自動車なのに,黄色いナンバープレートではなく,白いナンバープレートを見かけることが多くはありませんか?
実は,これは単に白いナンバーなのではなく,図柄入りナンバープレートと呼ばれるもので,昨年話題になったラグビーワールドカップ開催記念や今年開催される東京オリンピックを記念して頒布(軽自動車は交付ではなく,頒布という)されているものなのです。
ナンバーをよく見ると,右上にラグビーやオリパラのマークが入っているので確かめてみてください。
軽自動車のユーザーの中には,いかにも「軽」と差別化されているような黄色いナンバーを嫌い,大会を側面から応援するという意義はどうでもよくて,単に「白いナンバーはカッコいいから」という理由で,軽自動車の比率が高い函館では,人気が出ているようです。
実は,この図柄入りナンバー,「寄付なし」と「寄付あり」との2種類があって,1,000円以上の寄付をすると,白地にカラーの模様が入ったナンバープレートになります。でも,上記の理由から,ほとんどが,「寄付なし」の白いナンバーになっているということなのです。
なお,この図柄入りナンバーは,希望ナンバー(自分の好きな番号を申請する)ことが前提になっておりますので,当然ながら,普通の(黄色い)希望ナンバーより値段が高い。
函館管内の軽自動車では,一連ナンバー(希望しないで付番されてくる番号)の値段が,
前後2枚一組で,1,760円なのに対し,
希望ナンバーにすると,4,280円。
さらに,図柄入りナンバー(白いナンバー)は,8,460円にもなります。
なんと一連ナンバーと比べると,4.8倍,普通の希望ナンバーと比べても約2倍もの価格の差があるのです。
では,なぜこの図柄入りナンバーをおススメできないのかというと,頒布期間に期限があるからなのです。ラグビーワールドカップについては,既に終了しているので,もう申し込むことはできませんが,オリパラナンバーについても,今の予定では,今年(2020年)9月末で申込終了となります。
 自動車は,事故に遭う可能性があるので,損傷したナンバープレートを再交付してもらいたいという希望が,万が一発生しても,上記の期限を過ぎてしまえば,再交付できません。必ず,黄色いナンバーに戻さなければならなくなるのです。
 ナンバープレートは,前後が同一のものであることが原則なので,前だけ,あるいは後ろだけ白い(あるいは黄色い)ナンバーというわけにはいかないのです。
 せっかく,高いお金を払っても,状況によっては黄色いナンバーに戻すことを強いられるという点や,次に車を取り換えた際には,もう白いナンバーは選べない(次の図柄ナンバーの具体的な計画はない)という点からも,私としてはおススメできないということです。
 まあ,今だけ,あるいはこの車だけ白いナンバーでと割り切るならいいですが,結局はプレート制作関係企業を儲けさせただけの感が否めません。
 最後に,今後の軽自動車の白いナンバーについてですが,今のようなワンポイントマークの図柄ナンバーは,もう今後は出てこない見通しです。函館管内では実施されておりませんが,地方版の図柄ナンバーというものが全国的には発行されているところもあるのですが,取締り当局の強い要請により,軽自動車については,黄色い縁取りのあるナンバーデザインになりました。よって,軽自動車の白いナンバーは今年9月末で終わりなのです。

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