7月1日 めざましてれび
東京大学は入学時期を春から秋に移行させる検討にはいり、年内にも結論を出す。
明治以降、日本では春入学が完全に定着しているが、
欧米諸国の約8割は9月入学である。
日本の大学と欧米の大学の学期の開始・終了時期が異なるため、短期留学も困難である。
東京大学 浜田純一総長
「今の春入学制度は10年はもっても50年はもたない。
秋へ移るなら完全に移ったほうがいい。」
小・中・高の春入学は変わらない。
大学入試の時期と高校卒業の時期は変わらない。
大学入学だけが秋になる。
春に卒業して秋に入学までの期間ギャップイヤーは海外留学にあてられる。
ギャップイヤーとは
大学に合格した若者が入学を一定期間遅らせ、さまざまな社会経験を積む慣習。
イギリスで定着している。
入学前にこのギャップイヤーを経験すると、
進学目的が明確になり、
学習に対する意欲が高まり、
中退率が下がる。
東京大学ではこの期間を留学やボランティア活動などの経験を積ませたいとしている。
秋入学で秋卒業となると就職は秋というタイミングになる。
春入学の大学は就職は春。
企業の採用はどうなるのか。
東大からは官庁に入る学生も多いため、官庁の採用はどうなるのか。
他の大学の対応はどうするのか。
具体化へ課題も少なくない。