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アナログテレビにありがとう

2010-12-31 22:45:23 | 編集手帳
  12月19日 読売新聞編集手帳


  アナログテレビにありがとう――
  先日の東京本社版「気流」欄の投書にはうなずいた人が多かったかもしれない。
  12月から家電エコポイントが半減する前に、
  駆け込みで薄型テレビを買った体験談である。

  最新テレビの搬入と同時に、
  10年以上も家族と苦楽を共にしたテレビが引き取られていく。
  そのほこりを払いながら、
  「長いこと世話になったな」
  と思わず感謝の声を掛けた投書の主。

  傍らで見ていた配達・引き取りの業者が言った。
  「あるお宅では、回収される古いテレビにご主人が酒をかけ、手を合わせていましたよ」。
  似たような光景が多分いたるところで見られるのだろう。

  業界団体のまとめでは、
  11月だけで例年1年分の約6割、600万台の薄型テレビが販売されたという。
  献杯はしないまでも、ブラウン管で見た様々な出来事を思い起こして、
  まだ映らぬわけではない旧型テレビと別れを惜しむ気持ちはよく分かる。
  実は我が家のテレビも新旧交代した。

  明るい出来事があまり見当たらない年の瀬、
  驚くほど鮮やかなハイビジョン画面とそこに映る冴えないニュースの落差に
  少々、戸惑っている。
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生きていた!幻の魚クニマス

2010-12-30 22:47:32 | 報道/ニュース
  12月18日  NHK週刊テレビニュース


  クニマスは、秋田県田沢湖でのみ生息していた。
  田沢湖ではごくありふれた魚だったクニマスだが、
  湖の近くで行なわれた工事で水質が変わり、姿を消してしまった。
  何とか生き残っていないものか、
  クニマスに500万円の懸賞金がかけられたこともあったがみつからなかった。
  
  この魚が生息していた!
  発見したのは、京都大学総合博物館 中坊徹次教授らの研究グループ。

  きっかけはさかなクンに絶滅したとされるクニマスの絵を依頼したことだった。
  さかなクンは絵の参考のために、似ているヒメマスを各地から送ってもらったが、
  ある日届いたヒメマスを見たところ・・

  さかなクン
  「なんでこんなに黒いんだろう・・」
  中坊教授のもとに持ち込んだ。

  中坊教授
  「頭が真っ白。思考が止まる。本当に奇跡。」

  消化器官やエラの形などを調査しクニマスと確認されたのである。

  このクニマスは、田沢湖から遠くはなれた山梨県の西湖で捕れたものだった。
  西湖にはかつてクニマスの卵が10万個放流されていたという記録がある。
  ここでは別の名前で呼ばれていた。
  
  西湖漁業協同組合 三浦保明組合長
  「クロマス、クロマスと呼んでいて、クニマスとは誰も思っていなかった。」

  中坊教授
  「わずか10万粒の卵で残っているとはどの生物学者も考えない。よくぞ残っていた。」

  さかなクン
  「厳しい自然の中、その存在が知られなくても、
   ひっそりとでも一生懸命生きているとメッセージとして教えてくれた。」
  
  クニマスの生息が確認された山梨県の西湖では、
  クニマスを大切に保護しようと、年明け以降、湖の一部で禁猟区域を設ける方針である。









  




























  




   
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沖縄をめぐるこの一年

2010-12-29 22:18:06 | 報道/ニュース



  12月26日 サンデーモーニング


  2009年11月 日米首脳会談
           鳩山首相「トラスト ミー」発言
  2010年 1月 日米安保条約改定50年 日米共同声明
           名護市長選 稲嶺新市長が誕生
        3月 鳩山「腹案」発言
        4月 沖縄県民大会に焼く9万人が参加
        5月 辺野古異説で日米合意
           社民党が政権離脱
        6月 鳩山首相辞任 菅内閣発足
           菅首相沖縄訪問 戦没者追悼式に出席
        7月 参院選(民主党は公認候補の擁立断念)
        9月 尖閣諸島沖漁船衝突事件
       11月 沖縄県知事選
           仲井真氏が再選
       12月 菅首相・前原外相 沖縄訪問


  21日(火)前原外務大臣が沖縄県庁を訪れた。
  謝罪の言葉とともに普天間基地の辺野古への移設に理解を求めたが、話は平行線。

  沖縄選出の民主党議員が乱暴だと指摘したのは、再編交付金について。
  再編交付金とは、
  在日米軍再編に協力する自治体に政府が交付するもの。
  政府は協力しない名護市に対して約16億円の交付を取りやめる方針を固めた。
  しかしこの方針に対して、露骨ない締め付けは反発を招くだけ、と
  与党内からも反発の声があがっている。

  今年も沖縄は普天間基地の移設問題に振り回され続けた。
  そもそもの発端は、就任以来鳩山前総理が掲げた、最低でも県外移設の方針。
  「トラスト ミー」と言ったら、「信じますよ。」と言ってくれた。
  とオバマ大統領とのやり取りをこう明かし、
  県外移設の可能性をにじませていたが、結局アメリカ側との溝が埋まらず。
  それでも鳩山前総理は県外移設を言い続けた。
  
  腹案があるとまでぶち上げたあげく出した結論はほぼ現行案に逆戻り。

  5月23日、鳩山前総理
  「普天間飛行場の代替地はやはり沖縄県内に、
   より具体的に言えば辺野古の付近にお願いせざるを得ない。」

  移転先を辺野古と明記した日米共同声明を発表し、移設問題は振り出しに戻った。
  そして菅総理へと引き継がれた。

  12月17日、菅総理
  「ベストは県外・国外かもしれないが、
   ベターな選択として辺野古移転ももう一度考えていただけないか。」

  尖閣沖の中国漁船衝突事件や北朝鮮による砲撃事件などで、
  菅内閣は日米同盟を重視する姿勢を強めており、解決の糸口さえ見えてこない。

  戦後、日米関係に振り回されてきた沖縄。
  日米安保改定から50年のふしめの今年、
  両国の関係や基地について見直すことのないまま、沖縄の人たちの苦しみは今後も続く。




    
  
  
















  
  


























 
  
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小沢親分と子分衆に、題して『恥』-

2010-12-28 12:50:55 | 報道/ニュース


  12月21日 読売新聞編集手帳


  詩人の吉野弘さんに、漢字を素材にした一連の作品がある。
  そのひとつ、題して『対決』――
  〈馬と蚤(のみ)との対決/騒然!〉(思潮社『続続・吉野弘詩集』より)

  いまの政局は、巨大な馬をちっぽけな蚤が煩わせ、
  悶死(もんし)させようとしている図だろう。
  「馬」とは、昨年の衆院選で政権交代を実現させるべく
  有権者が民主党に投じた約6300万票である。
  「蚤」は、小沢一郎氏が国会で政治資金の疑惑を説明する、しない、のゴタゴタである。

  蚤の駆除はたやすい。
  小沢氏が国会招致に応じれば済む。
  その簡単なことをしないで、
  党を割るの、割らないのと騒ぐのは笑止の沙汰というほかはない。

  小沢氏は菅首相の要請もはねつけた。要はメンツの問題だろうが、
  政権交代という「馬」を殺してまで、
  「蚤」ほど小さなメンツにこだわる気持ちが分からない。
  小沢氏の背後には一族郎党が腕まくりして控えているという。
  ヤクザ映画のなかででもやってくれ、と言いたくなる。

  小沢親分と血気盛んな子分衆に、吉野さんの詩をもう一つ贈ろう。
  題して『恥』――
  〈心に耳を押し当てよ/聞くに堪えないことばかり〉
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諫早湾訴訟 国が上告見送り

2010-12-27 22:13:00 | 報道/ニュース
  12月18日 NHK週刊テレビニュース

 
  福岡高等裁判所が堤防の排水門を5年間開門するよう命じた判決を、
  菅総理大臣が受けいれ上告を見送りを表明。
  政府は開門調査を行なうことになった。

  佐賀県や福岡県などの漁業者からは
  海がよみがえるはずと今回の決定を歓迎する声が上がる一方で、
  農業への影響を懸念する長崎県では反発が強まっている。
  有明海でつながっている九州の各県で全く正反対の受け止めとなっているのである。
  
  諫早湾の堤防内側の干拓地では、現在農業が行なわれている。
  一連の干拓事業で影響を受けたと訴えたのが同じ有明海沿岸の佐賀・福岡・熊本の漁業者。
  諫早湾では養殖のりやタイラギという貝が獲れる。
  諫早湾の締め切り後に、魚介類の不漁や減少が続いていると訴えている。
  一方、干拓で出来た農地では2年前から本格的に農業が始まった。
  干拓地で採れた野菜「いさかん」をアピールしている。
  干拓地の農家は、開門が農業に影響を与えるのでは、と大きな不安を抱えている。

  豊富な魚介類と特産の養殖のりで知られ、「宝の海」と呼ばれてきた有明海。
  その有明海の諫早湾を大規模に干拓する構想は戦後の食糧難解消のため持ち上がった。
  しかしその後コメあまりの時代になり、
  干拓の目的は水害防止・畑地造成が目的にに代わり、昭和61年から事業開始。

  本格的な工事が始まると、有明海に異変がおき始め、
  養殖のりは色が落ち、魚介類の水揚げも減少など次々と問題が起こった。
  堤防の締め切りから3年後には、佐賀県の養殖のリが歴史的な不作。
  漁業者は、潮の流れが変わり環境が悪化したのが原因だと主張した。
  佐賀県ではタイラギなど二枚貝の漁獲高も半減した。

  このままでは死活問題、と佐賀など有明海4県の漁業者は裁判で堤防の撤去など求めた。
  裁判中でも干拓地の整備が進み農地も造成された。
  
  そして堤防締め切りから13年たった今月6日、福岡高等裁判所は判決で
  “干潟消失や潮の流れの変化などで漁業被害が発生した可能性が高い。”
  と指摘し、堤防締め切りと諫早湾付近の漁業被害の因果関係を認めた。
  
  そして15日、国が上告見送り。

  福岡大牟田のり養殖業者
  「ぱっと光がさして心の中がすっとしたような気持ち。」
  佐賀太良町漁業者
  「漁業者が本当にまた以前のように豊かな生活が出来ると思う。」

  一方憤りを隠せないのは、国にはしごをはずされた形の干拓地の農業者。
  18億円を投資して野菜を栽培、従業員170人を抱えている農業法人諫早農場長
  「諫早湾干拓は完成しているもので、開門調査はありえないと説明を受け入植した。
   ふんまんやるかたない。」

  締め切られていた堤防の排水門を開ける開門調査。
  開門されると有明海で海流の早さ・方向など環境が変わる可能性がある。
  一方、内側の調整池に海水が入り農業用水への影響が心配されている。

  21年の歳月と2500億円もの事業費。
  国の試算では費用の8割しか事業効果がなく、
  借金返済には100年近くかかるといわれている。
  
  事業は有明海沿岸の人々の生活を翻弄し、重いつけを今後も残し続ける。



































  























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橋本知事「非常に厳しい」 大阪の子供“体力下位”

2010-12-26 22:30:33 | 報道/ニュース
  12月17日 めざましテレビ


  全国の小学5年生と中学2年生を対象に行なった
  平成22年度の全国体力・運動能力テストの結果、
  都道府県別で体力水準が最も高かったのは福井県、次いで秋田県で
  上位の固定化が進んでいることがわかった。

  全力体力テスト 上位(50m走やハンドボール投げなど8種目をテスト)
     小5(男) 小5(女) 中2(男) 中2(女)
  1  福井    福井    福井    福井
  2  秋田    秋田    秋田    茨城
  3  新潟    茨城    千葉    千葉

  福井・秋田は学力テストでも両県はトップクラスの常連である。
  “文武両道”の理由はどこにあるのか。

  体力テスト全国4冠の福井県は、小中高で体力調査を全員参加で実施している。
  これをもとに各学校が「体力工場推進計画書」を作成し、学校ごとに取り組みを始め、
  始業前のランニング、なわとびなどが全校的に行なわれている。

  浅見俊雄東大名誉教授
  「学校内での活動の影響が極めて大きいととらえるべきだ。」

  全国体力テスト 下位
     小5(男) 小5(女) 中2(男) 中2(女)
  1  奈良    奈良    北海道   大分
  2  大阪    神奈川   東京    福岡
  3  徳島    大阪    大阪    北海道

  大阪府は去年の体力テストより順位を下げてしまった。

  橋下徹大阪府知事
  「非常に厳しい結果。
   学力向上に向けた同じぐらいのエネルギーを体力向上に注がねばならない。」

  文部科学省
  「運動する生徒としない生徒の二極化が見られた。」

  一週間の総運動時間
       1時間未満  10時間以上(~16時間)
  中2(男) 9,3%   33,3%
  中2(女) 31,1%  26,3%

  女子は小5でも、ほとんど運動をしないという子が24%にのぼっている。

  海老原修横浜国立大学(体育学)教授
  「女子がほとんど運動しないのは、
   野球やサッカーなど大人まで出来るスポーツ環境が
   男子に比べて整っていないためだろう。」

  体力上位の地域と体力下位の地域、
  運動する子、運動しない子の二極化が進む一方、
  全体の体力水準は1985年の水準まで回復していない。







 





















































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銀座3丁目 板前料理 日月火 (にちげっか)

2010-12-25 22:41:25 | グルメ
  

  会席コースより
  前菜(千鳥海老黄身棒寿司、松景串など) 
  

  

    鯛のお造り

  焼き物 寒鰤の照り焼き  


     揚げ物 天婦羅三種盛り 


      


    
  
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日本には「仮免許」の首相しかいなかったのですね

2010-12-25 22:32:54 | 報道/ニュース
  12月14日 読売新聞編集手帳


  故・小渕恵三氏は首相当時、ある外国政府要人との会談で語った。
  「私は群馬県では角のラーメン屋のおやじです。
   中曽根(康弘)さんと福田(赳夫)さんは、でっかい三越、西武みたいなもんで…」

  庶民派の小渕氏らしいが、
  そのまま翻訳して自国の首相が外国政府から見くびられてはいけない。
  同時通訳の第一人者、小松達也さんは表現を和らげるのに苦心したという。
  『通訳者と戦後日米外交』(鳥飼玖美子著、みすず書房)で回想している。

  人柄のにじむ謙虚な言い回しも、立場と状況で失言になりかねない。
  「今までは仮免許だった。いよいよ本免許…」。
  菅首相が支持者の集会で政権の半年を振り返り、そう語ったという。

  尖閣事件が起きたときも、北朝鮮が韓国の島を砲撃したときも、
  日本には「仮免許」の首相しかいなかったのですね――
  何もわざわざ、野党から突っつかれる種をまくこともあるまいに。

  首相が仮免許ならば、
  自身の資金疑惑について国会で最低限の説明すら拒んでいる小沢一郎氏は
  さしずめ“無免許”に違いない。
  仮免許と無免許が内紛をつづける政権与党とは一体、何だろう。

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スラムドッグ$ミリオネア

2010-12-25 22:11:52 | DVD
  スラムドッグ$ミリオネア (Slumdog Millionaire)        


  監督 ダニー・ボイル
  脚本 サイモン・ビューフォイ
  出演者 デーヴ・パテール マドゥル・ミッタル フリーダ・ピントー
  公開 2008年


  インドのスラム街に生まれ育ったジャマール(デーヴ・パテル)は、
  人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演していた。
  司会者であるプレーム(アニル・カプール)の挑発にも反応しないで、
  難解な問題の数々に冷静な対応するジャーマルは、
  とうとう最後の1問というところにまでたどりついた。
  正解すれば、賞金は2000万ルピー。
  18歳のジャーマルにとって、一生かかっても手にできない大金である。
  危機を感じたプレームは、
  1日目の収録が終わったところで警察に通報してジャマールを拘束させた。
  拷問を受けるジャマールは、これまで過ごしてきた人生を告白する。

  彼と兄のサリームは、幼い頃に母を亡くして孤児となった。
  そんな二人が出逢ったのは、孤児の少女ラティカだった。
  彼らは自分たちを「三銃士」に見立てて、過酷な現実を生き抜いていく。
  しかし、孤児たちを搾取する大人たちのもとから逃げ出す途中で
 、兄弟とラティカは生き別れとなってしまった。

  ジャマールとサリームは、金を盗んだり観光ガイドのフリをして生き延びていくが、
  やがてサリームは悪の道を歩みはじめる。
  そんな兄とは対照的な生き方をするジャマールの心の支えはラティカだった。
  彼女と再会したい彼は、「クイズ$ミリオネア」への出演を決意した。
  ジャマールの身の上話を聞いて同情した警部は、彼を釈放した。
  「ファイナル・アンサー」を答えるため、テレビ局のスタジオへと戻るジャマール。
  同じ頃、組織に監禁されていたラティカを救うため、
  サリームは自分の命を犠牲にしていた。

  最後の問題で、ジャマールは電話を使う「ライフライン」を使う。
  電話に出た相手は、なんとラティカだった。  
  まるで運命のように、二人は再会を果たしたのだ。
  難問にも正解して、2000万ルピーを獲得するジャマール。
  彼の苦難に満ちたこれまでの人生は、ようやく報われた。
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羽田空港国際化で、週末海外旅行が人気

2010-12-24 22:02:07 | 報道/ニュース

  12月15日 めざましテレビ


  10月の羽田空港国際線ターミナル開業からもうすぐ2ヶ月。
  金曜日の深夜便を利用し、週末に海外旅行を楽しむ消費者が増えている。
  2泊4日のハワイ旅行は完売。
  強行軍が急増している。

  ハワイ週末2泊4日
   羽田発 金曜午後10時半発ー午前10時25分ホノルル着
       金・土ホテル2泊 
       日曜午後5時25分ホノルル発ー日曜10時着
       12万7000円 滞在約55時間
 
   成田発 金曜午後7時20分発ー午後7時ホノルル着
       金・土ホテル2泊 
       日曜午前9時ホノルル発ー午後1時15分着
       10万1900円 滞在約50時間

  20代から40代を中心に人気が高まっていて、日本旅行では11月・12月は完売。
  1月もキャンセル待ちの状態ということである。

  シンガポール週末(全日空利用)
   羽田発 金曜午後11時30分発ー午前6時20分着
       土曜ホテル1泊 
       日曜午後10時発ー月曜午後5時40分着

   成田発 金曜5時10分発ー午後11時50分着
       金・土ホテル2泊
       午後11時55分発ー午前7時30分着

  JTBでは、シンガポール1泊4日は予約が週末に集中していると話している。
  羽田発は宿泊が1日少なく代金が安いのが魅力。
  羽田の深夜便が可能というメリットが、こうしたツアーの人気につながっているようだ。

  全日空
  「羽田の国際線は、成田の客を奪ったというより、新たな海外旅行の需要を作った。」
  と分析している。

  羽田国際化から2ヶ月、こうした分析を見る限り、ここまではいい効果がでている。

  








    

  






















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海外勤務はイヤ!若手社員グローバル化に逆行

2010-12-23 22:02:01 | 報道/ニュース
  12月14日 めざましテレビ


  グローバル時代に逆行するように、海外赴任に対する若手社員の意欲がしぼんでいる。

  今春の新入社員    (産能大調べ)
   海外で働きたいと思わない  49%
   6年前の調査に比べ、20,3%増えた。

  海外勤務したくない理由  (産能大調べ)
   リスクが高い 56.1%  
   自分の能力に自信がない  54,6%
   魅力を感じない   44,4%
   家族に負担がかかる   28,6%

  「治安や環境が心配」
  「孤独に耐えられないかも」
  「出世が待っているというより、スペシャリストという特殊な立場に進んでしまいそう」

  以上のような不安もあり、日本国内で不自由なく働きたいという安定志向も垣間見える。

  もし海外赴任を命じられたら
  「退職覚悟で断固断る」 2004年度 2,8%
                 2007年度 3,6%
                 2010年度 5,3%

  新入社員が「働きたい地域は?」  (産能大)
   アメリカなど先進国 67,8%
   中国など新興国 34,6%
   東南アジア、アフリカなど途上国 25,0%

  新入社員の意識と企業のニーズが食い違っている。
  企業としては新興国・途上国に打って出たいという中での若手社員のこの意識。
  ある大手電機メーカー人事部長は
  「海外が身近になりすぎて、海外赴任にワクワクした気持ちを抱く若手が減ったのでは。」

  もちろん積極的に海外どこへでも行くという人材もいる中で二極化では内科という指摘もある。
  海外赴任に消極的な意識の若手社員が少なくない中で、
  世界の競争に日本企業は勝てるのか。

  8日付日経新聞に、ユニクロが海外事業拡大のため、
  国内すべての店長を海外へ派遣することを決めたという記事があった。
  国際的に通用する人材を早期に育てるということがねらいである。

  ファーストリテイリング 柳井正会長
  「国内に左右されネイグローバルな経営体制を作らないと生き残れない。」
  と強い危機感を示している。

  少子高齢化・国内市場縮小という中で、企業としては海外に攻めるしかないが、
  海外赴任「NO」という若手が多いという調査結果は心配である。







  















   































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うぬぼれというのは足音がしないんだ

2010-12-22 22:29:46 | 編集手帳
  12月9日、読売新聞編集手帳


  のちに六代目海老蔵から八代目団十郎を襲名する市川新之助が生まれたのは、
  江戸の文政年間である。
  数か月して出た『役者神事(しんじ)競(くらべ)』という評判番付に
  〈上上吉(じょうじょうきち)市川新之助〉と載った。0歳児の人気役者である。

  歌舞伎の市川宗家に跡継ぎの生まれることが、
  江戸庶民のいかに大きな関心事であったかが分かる。
  いまの十一代目海老蔵さん(33)も、そういうまばゆい系譜の連なりに身を置いている。

  八代目団十郎は吐いた痰(たん)までが「団十郎様御痰(おたん)」として
  熱狂ファンのお守りになったと伝えられるが、
  若き海老蔵さんもこれから数々の人気伝説をこしらえていく人だろう。
  芳しからぬ伝説の先行したことが残念でならない。

  酒に酔ってのトラブルで顔を殴られ、
  大けがをした海老蔵さんが歌舞伎の出演を無期限で自粛することになった。
  エッセイスト関容子さんの著書『海老蔵そして團十郎』(文芸春秋)によれば、
  父親の十二代目団十郎さん(64)は常日頃、わが子に教え諭してきたという。
  「自惚(うぬぼれ)いうのは足音がしないんだ」

  親の小言と冷や酒はすぐに効かずにあとで効く。
  父親の言葉が傷にしみるだろう。

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企業は減税 個人は増税 抜本改革もやらないと

2010-12-21 22:37:43 | 報道/ニュース
  12月19日 サンデーモーニング


  野田財務相
  「突然ターミネーターが来襲した感じー。激しい交渉をやっています。
   負けないよう頑張りたい。」

  野田財務大臣の言うターミネーターとはボディビルが趣味の馬淵国交相。
  国交省の“埋蔵金”をめぐる激しい予算折衝をターミネーターとの戦いになぞらえた。

  馬淵国交相
  「ターミネーターは進化します。攻撃を受ければ受けるほど強くなります。」

  財源不足で起こった激しい争いの背景には、菅総理が決めた大幅な税制改正がある。

  菅首相は経団連会長らと会談し、
  法人税の減税分を雇用拡大に回すよう要請したが、

  日本経団連 米倉弘昌会長
  「当然のことながら・・・約束というわけには行かない。」

  社民党 又市副党首
  「今の情勢で法人税減税は反対。大企業の内部留保がたまるだけ。」
  

  12年ぶりの法人税減税で更なる財源不足を招く形となった来年度予算。
  そこで政府が打ち出したのが、
  給与所得1500万円超の控除額を縮小するというもの。(増税)

  さらに高所得者でなくても、成年扶養控除や相続税控除の縮小。(増税)

  しかしこうした増税の一部は子供手当ての増額分にあてられることになり
  数千億円の財源にめどが立たないままである。

  野田財務大臣は消費税の増税を含む、
  税制への抜本改革への取り組みを加速させる考えを強調した。

  野田財務大臣
  「やらないと国がもたない。」

  しかし専門家はその前に民主党政権は根底的に政策の転換を図る必要があると指摘する。
  
  中央大学法科大学院 森信茂樹教授
  「マニフェストがあまりにも非現実的な部分がある。
   これをそのまま放置して、必要な財源を消費税で埋めていくという形は
   日本経済にとって負担の耐えられない重さになってくる。」

  予算の無駄遣いをなくし新しい財政を生み出すと訴えて政権交代を果たした民主党。
  しかし厳しい現実を前にその理念は大きく揺らいでいる。












  


  




















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「北」の見られて困るもの 見てほしいもの

2010-12-20 22:38:20 | 報道/ニュース
  12月8日 読売新聞 編集手帳


  東西冷戦のころ、ソ連政府が反米宣伝の映画を作った。
  米国のニュース映画から貧民街の風景を借用した。
  隣り合うアパートの窓と窓の間にロープが張り渡され、ボロの洗濯物が干してある。
  見よ、米国の貧しさを! 

  ジャーナリスト門田勲氏の随筆集『古い手帖』(朝日新聞社刊)によれば、
  この場面を見たソ連民衆の反応はソ連政府が夢想もしないものであったという。
  米国の連中は、こんなにたくさん下着を持っているのか! 

  旧ソ連の轍(てつ)を踏んではならじ、“目の毒”になるものは見せないに限る…というわけか。

  韓国の映画やドラマを視聴したとして「教化所」に収監される北朝鮮住民が増えているという。
  韓国に在住する脱北者の団体が北朝鮮国内にいる「通信員」の情報として伝えたところでは、
  平安南道の教化所にはそうした理由で約1200人が収監された。
  服役期間は2~5年、一般収監者よりも過酷な労働を強要されるとか。
  見られて困るのは、たくさんの下着か。豊富な食べ物か。屈託のない笑顔か。

  目はただひたすら、独裁者とその後継ぎを仰ぎ見るためにある。
  憐れというほかない。http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=9b31130f2ee96bdd1f4847233c24924b#
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中高生が国語辞典に載せたい「鳩」の意味は?

2010-12-19 22:59:49 | 報道/ニュース
  12月3日、読売編集手帳


  【紙鼬】(かみいたち)とは何だろう。
  動物ではなくて、
  「紙を扱っているときに、刃物で切ったような鋭い切り傷がいつのまにかできる現象」を指す
  ――といっても、辞書にある言葉ではない。

  『明鏡国語辞典』を出版している大修館書店が
  国語辞典に載せたい言葉を全国の中高生から募った企画で、
  今年の最優秀作品に選ばれたうちの一つである。

  作者は中学1年生というが、昔からある言葉「かまいたち」を踏まえたうえで、
  紙が生き物になってワルサをしたような、
  誰しも一度は味わったことがあるハッとする痛みの瞬間をうまく言い表している。

  【ロールキャベツ系】(=見た目は草食系で、中身は肉食系)、
  【総理大臣】(=思い出づくり)といった“新語”もある。
  言葉遊びの延長には違いないが、言葉の文化とはいつの世も、
  その時どきの若者たちが遊びつつ育てていくものなのだろう。

  秀作中で、イタチをしのぐ人気の動物はハトだったとか。
  【鳩る】【鳩っぽい】【鳩の一声】【鳩ぶってる】
  …意味はご想像ください。
  若い人の感性を見事に刺激したのだから、
  あのお方の功績もゼロではない。
  



  「第5回 『もっと明鏡』 大賞 みんなで作ろう国語辞典!」結果発表より
  
  はとる【鳩る】
     考えや行動がブレる。親離れできなくなる。

  はとっぽい【鳩っぽい】
     着こなしがナンセンスなさま。「きみの服はいつも鳩っぽいんだよね」

  はとのおこづかい【鳩のお小遣い】
     親からもらう多額のお小遣いのこと。

  はとのひとこえ【鳩の一声】
     前日の発言を、翌日には撤回してしまうこと。
     「記者会見での発言が、鳩の一声だと騒がれた」

  はとぶってる【鳩ぶってる】
     みんなに良い顔をしてしまい、なかなか結論が出ないさま。

  はとめ【鳩目】
     目が泳いでいる状態



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