10月30日 おはよう日本
アメリカの大統領選挙は接戦となっている8つの州の情勢が
全体の勝敗を左右しそうである。
中でもフロリダは人口が最も多く両陣営とも支持の獲得に力を入れている。
両陣営は次々と新たなテレビ広告を流している。
(オバマ大統領陣営のテレビ広告)
500万人超の雇用がうまれ 輸出は41%増 住宅価格も上昇した
あなたの1票を
そうすればともにアメリカを前進させ続けられます
(ロムニー氏を支持するテレビ広告)
ここ数年米国は踏んだり蹴ったりだ
オバマ大統領にはこれ以上まかせられない
方向転換できる人 ロムニー候補が必要だ
巨額の資金を投入してテレビ広告を流しているのは
多くは“スーパーPAC”と呼ばれる政治団体。
個人や企業から寄付金を上限なく集めることができるこうした団体は
今回の選挙から登場した。
“投票日までに約240億円を使う”としている
最大の資金力を持つ京を統計のスーパーPACの責任者は
フロリダ州に重点的に投入すると話している。
(共和党系スーパーPAC責任者)
「フロリダは最も重要な州でロムニー勝利のために絶対落とせない。」
運動で両陣営が最も強く訴えているのが景気の回復である。
フロリダ州は失業率8,7%と全国平均を上回る厳しい経済状況。
このスーパーPACは景気への不満を抱える有権者が最大のターゲットという。
(ロムニー氏を支持するテレビ広告)
オバマ大統領は我々を前進させると言った
しかしどこの向っているのか
景気回復は最悪2,300万人が正社員に慣れず借金は5兆ドル増えた
前進ではなく後退させている
前回オバマ大統領に投票した建設作業員の男性は4年間失業を繰り返してきた。
毎日流される膨大なテレビ広告を前に今回はどちらに投票すべきか悩んでいる。
「多くの有権者がテレビ広告の影響を受けていると思う。
できれば投票日までにだれに投票するか決めたいがまだどうするかわからない。」
フロリダ州では1割前後の有権者が誰に投票するのかを完全には決めておらず
スーパーPACの責任者は
こうした人たちに対しては最終盤のテレビ広告が威力を発揮すると言う。
(共和党系スーパーPAC責任者)
「テレビでいろんな議論が展開されるだろう。
有権者は最後に見たテレビ広告を思い出しながら投票ブースに入るので
投票に大きな影響を与えるだろう。」
態度を決めきれていない有権者をどちらが引き寄せるのか。
投票日まで1週間
巨額の資金を投じた選挙戦は激しさを増している。