1月22日 Bizプラス
ちょっとした特徴を売り物にした新野菜が消費者のニーズにこたえ人気を集めている。
都内の青果店の人気は形や食べ方を工夫した“新野菜”。
きゅうりとにんじんは品種改良で作った小さなサイズで食べきれるのが特徴である。
海外の品種を導入したキャベツは
ロールキャベツにしても煮崩れしにくく独特の食感がある。
「主人とふたりだから一番小さなものを買う。」
「カラフルでおいしくて簡単。」
野菜の価格高騰が続いているが
特徴のある新野菜は割高でも売れ筋商品となっている。
(フレッシュオーワダ吉祥寺店 河野通也店長)
「お客さんが喜んでくれる商品
それを一番にそろえている。」
農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所では
消費者のニーズを意識した新野菜を次々と開発している。
品種改良して作ったのが従来より20センチほど短いネギ。
買い物袋にすっぽり入り冷蔵庫にそのまま収納できる。
(野菜茶業研究所 柿崎智博研究員)
「こちらのダイコンは加工したときににおいの少ない大根。」
従来の大根はおろした後は冷凍保存しても変色し独特なにおいを放つ。
そこでにおいの原因物質が少ない品種を探し出し新品種に育てた。
冷凍保存してもおろしたての状態が保てる。
この研究所では工夫を加えることで野菜の消費拡大につなげたいと考えている。
(野菜茶業研究所 若生忠幸上席研究員)
「消費者のニーズを的確にとらえ
市場に送り出していくことが新品種に求められている。」