7月28日 めざましてれび
今年の夏はスイカが高値となっていて、
都内のスーパーでは1玉3800円で販売されたところもあった。
スイカ3玉~4玉入り1箱の価格(東京都中央卸売市場)は、
2010年7月 2033円
2011年7月 3234円
と、去年のおよそ1,6倍に跳ね上がっていて、
冷えたスイカに涼しさを求めるのは容易ではなさそうだ。
市場関係者は、
「日本全体でスイカの絶対数が少ない。」
と話している。
スイカの主な産地(2009年)
1位 熊本県、 2位 千葉県、 3位 山形県、 4位 鳥取県、 5位 長野県
今年は多くの産地で天候の影響を受けているようだ。
千葉県では今年は入梅が早かったために日照時間が足りず出荷できるまで糖度が上がらない。
埋めて処分されているスイカも少なくない。
日本海側では1月に集中的に降った雪が春先まで残り、各県で種まきが遅れた。
天候以外でのスイカの供給不足も指摘されている。
熊本県では5年前と比べてスイカの作付け面先が2割減っている。
スイカは生産者の高齢化が進んでいて、
重たいスイカの栽培は重労働のため作付け面積が減ってしまったのである。
この傾向は各県にもあり、スイカ不足に拍車をかけている。
小売店は、6月より1000円値上げした大手スーパーがあるほか
1個3800円のスイカも出てきた。
都内の青果店では1玉では売れず8分の1にカットして売っている。
アメリカ産のスイカを輸入するという動きも出てきた。
見た目は少し細長く色が薄いのでなじみがないが、
味は悪くないと担当者は話している。
暑い夏、スイカ不足の夏、簡単にスイカわりが出来ない夏となりそうだ。